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11月拍手(ペク、鬼道)

■ペペロデー(ペク・シウ)
「…よし、これで準備出来たかな?」
「おい名前、何やってんだ?サボってんじゃねぇよ」
「サボってないよ!ペペロデーの準備してるんですー!
ホラ見て、これだけ沢山種類と数あれば皆で休憩中に食べられるよねっ」
「ペペロねぇ…。あの菓子あんま腹持ちしねぇし贈られても野郎どもは喜ばねぇだろ」
「そうかなぁ、ちょっとでも私は結構満たされると思うけど…」
「(そりゃお前が細せーからだよ痩せっぽち)
…あっそ」
「あ、そうだ。
ナッツとか付いてるのとかチョコが沢山付いてるの選んだらお腹も満たされるんじゃない?
ペク、1番先に選んで良いよ」
「あ?…俺かよ」
「うん、何だかんだお世話になってるしね。
親しい人にお菓子を贈る記念日なんだから別に間違ってないでしょ?」
「…、…後で取り消しとかは許さねぇからな」
「しないよ、そんな事…疑り深いなぁもう」
「じゃあ…コレだ」
「あ、それね。私も好き!
そう言えばさ、聞いてよペク。
この前知ったんだけど、お隣さんの日本でもポッキーの日って言って、ペペロデーと同じ事する日があるんだっt むぐっっ!?」(口に突っ込まれた)
「美味いかよ」
(カリカリカリ…)(ごくんっ)
「っは、いや美味しいよ?美味しいけど急に口に入れないでよー!
喉に突き刺さるかと思った!」
「うるせー、このペク様が食わせてやったんだ。
大体、好きな味なんだろ。文句言ってんじゃねぇ」
「えっ?あ、私が好きって言ったからくれたの?
良いのに、自分で選んだやつなんだからペクが全部食べたら」
「…親しい奴に菓子をやるんだろ」
「! …うん」
「だからってわざわざ買ってまで参加はしねぇ」
「分かった。
じゃあ分けっこしてお互い贈りあったって事にしよっか」
「…っち、面倒くせぇ行事」
「私はイベント好きだから楽しいけどなー。
皆どれ選ぶんだろ?」
「知るかよ、俺様以外とかマジでどうでもいい…。
お前 本当に物好きだな名前」


■いい肉の日(鬼道)
「あー、気づいたらもう11月終わりとか1年早過ぎ…」
「充実しているということじゃないか?
まぁやる事はまだ山のように残っている訳だが…」
「このまま12月に突入して大丈夫かな…不安しかない」
「心配なら払拭する為に何かするしかないだろう。
円堂に言わせれば『特訓』だな」
「いやいや、マネージャーの私が一体何をすれば良いの…」
「技術を磨くなら応急処置の講習に出るとか本で知識を集めるとか」
「うーーーん…そうだね…(必要だけど皆そんな大げさな怪我しないで欲しいなーーー)」
「(何か引っかかる事があるのか…)
…効率を上げてやり残しを減らすなら、何か楽しみがあればやる気が出るんじゃないか?名前なら」
「楽しみかぁ…。
12月はイベント事が多いけど月跨ぐよりは11月の残りで何かないかな…あっ」
「解決したか?」
「カレンダー見て気がついた!
11/29、語呂合わせでいい肉の日だ〜」
「あぁ…、そう言われたらそう読めるな。
11月はどの日も『いい〇〇の日』になるか。
で、いい肉の日がどうしたんだ?」
「気がついたら美味しいお肉食べたくなって来ちゃったよって話。
皆で焼肉食べたいな〜」
「部でいい肉を食べると部費は底を尽くし個人で払うと破産するぞ?
並みの食欲じゃないからな」
「それは言えてる。でも食べ放題とかなら行けるのでは…!?」
「いい肉と言えるかどうかだな」
「大丈夫、大丈夫!
皆で食べたらお手頃な肉も美味しいよきっと!」
「、…そうか、成る程な。共食に意味がある、と」
「難しく考えるねぇ、楽しくご飯だ〜くらいで良いのに。
でもそう考えたらやる気が出たかも!
今から頑張って明日皆の事誘うぞ〜!!」
「…手伝う」
「え?大丈夫だよ?帰らないと袴田さん迎えに来ちゃうよ」
「張り切り過ぎて空回るだろう、お前。
司令塔が居ないとな」
「あはは、そっかぁ ありがとう!
じゃあお言葉に甘えて〜。
美味しいお肉食べようね!」
「分かった、なら口より先に手を動かすぞ」
「はーい!」

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