6月13日発売ジャンプ28号:ハンターハンター「No.357◆残念A」感想

2016/06/14 23:26



――はい!

閲覧ありがとうございます。ジャンプの感想を……と思ったのですが、書きたいことがありすぎて何から話したら良いのか分からないので、とりあえず時系列でジャンプを手に入れるところから語ってゆきたいと思います。


……私、スマホのヘビーユーザーで小説の執筆から情報の収集、果ては画像編集まで全てスマホでやるんですけど。24時間ネットに繋がっている状況だからでしょうかね、月曜日のジャンプ発売前から、早バレ・ネタバレの情報がチラホラと目に入ってしまうんですね。

早バレ……特に木曜の夜あたりから流出する早売りジャンプ購入層以外からのネットバレが、めっっっっっちゃくちゃ嫌いなんで(冨樫センセの直接の応援になりませんですし)、ツイッターや2ちゃんまとめサイトニュースサイトその他諸々から離れるためにネット断ちしてるんですけど、それでも情報がチラホラ目に入ってしまうんですね。

「勝敗決す」
「H×H最新話の衝撃の展開に…」
「旅団が――」
「シャルナーク」

みたいなタイトルや単語の羅列が目に入るたびに、憤りながらも目を思いっきりつぶって、どうにか見ない振りしてやり過ごしていたんですよね。

その甲斐あって、今週の内容は90%わからない状態でジャンプを入手できたんですよ。……まあ、事前情報として、今週で勝敗が決し、さらに、衝撃の展開がある――くらいの心構えはありましたが、月曜日、ちょっと早く起きて、仕事前にジャンプを買ったんですよね。





結果、







絶句――……





でしたね。いやいや、もう、何ていうか、先週はヒソカが死亡フラグビンビンな状態で終わったんで、もしかしたら、ヒソカ死ぬのかな!?くらいは予想していたんですけど、実際は全く違いました……。


ちなみに、私が考えていたクロロもヒソカも死なないハッピーなエンド?は、


観客が騒然としている中、天空闘技場の床に伏すヒソカと、その傍らに立つクロロ。スキルハンターを片手に持つクロロはスキルハンターの表紙をヒソカの手に当て、そして言うんです。
「お前の念はオレが頂いた。――ふっ、これでお前は死んだも同然だな」と。
そして、不敵な笑みを浮かべて去って行く。


……そんな展開を考えておりましたが、

まず、ヒソカの念は変化系の念の為、具現化系あるいは特質系の念と相性が良い(と勝手に考察してる)クロロにとって魅力的な念ではないんですよね。そして、今後の禍根を残さないためにもクロロがヒソカを生かしておくとは思えないし、さらには、今回の試合はデスマッチ。デスマッチにした以上、相手を生かしての退場はありえないでしょう。

……そんなこんなで、自分の考えた展開は当たらないと思いながら開いた今週のハンターの1ページ目。天空闘技場の引きの絵からの、救急車の様子。そして、ニュースを読み上げるアナウンサーの「この試合で対戦相手のヒソカ選手を含め多数の死者が出た模様です」――のセリフ。


……え?ちょっと待って\(^o^)/


し、死亡した?ヒソカ……選手?……え……?


はい、ここで呆然となりながらもアナウンサーのセリフを二度見します。そして、信じられないと思いながら三回目も読みます。でも、しっかりと書いてあります、「死亡した」「ヒソカ選手」と


えええええーーー!?!?!?


ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待って。先週はなんか「どうせ死ぬなら……◆」みたいな次なる新兵器が出るような展開だったじゃん!?これがブリーチだったら「……なん……だと?」みたいな感じでヒソカの新しい念にクロロが驚く番じゃん!?え、違うの!?!?



……と思った次のページには、容赦なく左腕と右脚と顔の皮膚が剥がれたヒソカが横たわっています。目も虚空を見つめたままになっています。


うわぁぁーーーん。・゜・(ノД`)・゜・。


冨樫センセ、酷いじゃないか!!ヒソカを死なすにしても、こんな、顔の皮膚が焼けただれたままの姿にしちゃうなんて!!!可哀想すぎるじゃないか!!!なんだよぉぉぉぉーーーー


もう、ヒソカの姿にショックでショックで………。ヒソカの死体登場ページで喋っている面々が、蜘蛛の――旅団員だと気づくのに、次のページまで要しました。マチの「前金もらってるからね」と「団長と闘うのにそんなのマチがもらうワケないじゃん」「マチはなんだかんだ言って優しいからね」のセリフを読んだ後になって初めて、あれ?ちょっとシャルとマチが普通に登場してなくね?…なんだこれ??みたいな感じになりましたねー。


マチとシャルの登場はどれくらいぶりですかね!?

しかも、夢小説好きを公言しておりながら、私はヒソマチ大好き人間。ヒソ→マチ→クロなら更に良し。そんな人間なんで、「団長の除念…ありがと」と言ってヒソカを綺麗にしてあげているマチに、「うわぁぁぁぁぁ、マチぃぃぃぃぃ、優しい……なんて優しいんだ……。しかも、ヒソカに優しくしてあげながらクロロへの感謝の方が上回っているなんて、ヒソ→マチ→クロの実らない片思い大好物マンにのとってはたまらない展開!!!!うっひょぉっぉーーーー!!!!」


……てなことを思っていたわけですよ。

しかも、このページになってから気づいたんですけど。マチとシャルがこの場にいるってことは、ヒソカとクロロのバトルの様子も観戦していたわけですよね!?

え?どの辺りで見てたのかな?絶して見てたのかな?シャルは自分の念を使っているクロロをどんな思いで見てたのかな!?旅団員が集まって、クロロの戦いを見守っているなんて、なんだかんだ言って団員はクロロのこと大好きだよなー。あ、もしかしたら、マチなんかは、クロロがヒソカに負けた時は舞台に乱入してヒソカと闘う心づもりだったんじゃないかな!?


……みたいなことを思いながらめくった次のページ。ヒソカの体がオーラで覆われ始め、心臓と肺に蘇生行為が行われて、ヒソカが蘇るじゃないですか!?

死んで蘇るとか……展開的に、なし?いや、あり……か?いやいや、でも、死んだと思わせて蘇るとかビックリどんでん返し展開としてはありきたり過ぎる……か?

でも、ヒソカの第一声が、「やぁ、マチ…(ハート)」で、「ボク…今、ちゃんと死んでた?」「ああ、完全に死んでたね」なんてやり取りをする二人に、ヒソマチフィーバーで、展開の使い古し感とかもうどうでも良くなって、なんだよこの二人!!!この絶妙な距離感がたまんねーぜっ!!!って思っていたわけですよ。

さらに、ヒソカは自分の顔と手足の損傷箇所をドッキリテクスチャーで治すじゃないですか。ここを見たとき、石田スイ先生がヒソカ過去編のスピンオフを書いた際の冨樫先生×石田先生の対談で、冨樫先生が言っていた、


冨樫 最後にヒソカが「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」でハンカチを変化させて犯人の顔を隠しますが、こういった能力の使い方は、実はこれから先の本編で僕も出そうと思っていました。だから「良い感じに念能力を使ってくれてるな」って。


の部分の意味がやっと分かってなるほどな。ってスッキリしたんですよ。でも、次の瞬間に訪れた、「闘う時、相手と場所を選ばない事にした◆」「あそ。好きにしな」かーらーのー、ヒソカのアップとマチの驚いた顔、そして、羽交い締めにされてバンジーガムで拘束されるマチに!!!!!


ちょっ!??待って、さっきの良い雰囲気はなんだったの!?!?え!?!?戦闘開始!?!?え!?どういうこと!?!?


ってか、「待て!これ解け!!」って力むマチと「甘えてんの?自分で解いて止めてみなよ(ハート)」の挑発するヒソカが、うおぉぉぉぉ、ヒソカぁぁぁぁっぁって感じで、キュンとした!!!特に冷たい瞳で「甘えてんの?」って相手を小馬鹿にするように言うヒソカが!!!ツボで!!!格好良いし!!!!怒り心頭なマチも旅団&クロロ大好きなマチって感じだし、さらに、あれですよ!?!?!?バンジーガムでマチを拘束!!!!

これさ、同人誌や夢小説含む同人小説で、何っっっ回も、それこそ何十回何百回と見たし、自分で妄想する時もバンジーガムでエロ拘束(ハート)ってのは基本じゃないですか!?!?絶対みんな、一度は妄想したことありますよね!?!?!?!?え、ない??私だけ!?!?!?

つーか、こんなの書いて下さるなんて、冨樫センセ、おいしすぎます、ありがとうございますっっ(土下座)いやぁー、この描かれていないコマとコマの間で、ヒソカは絶対マチにエロいちょっかいしているよね!?


「ほら? どうしたんだい? 自分で解かないともう、ボク行っちゃうよ?」
って言いながら、マチの引き締まった脚とか小振りな胸とか触ってるんでしょ?分かりますさすがヒソカさんwww


って思ってたら次のページでクロロの全身アップ図じゃないですか!?!?


うおぉぉぉ、クロロ格好良い、格好良いよぉぉぉ。もうヒソマチからのクロロとか萌え的に心臓が高鳴りすぎて堪りませんし、燃え的にも無差別戦闘宣言からの場面展開クロロ登場だなんてテンション上がります!!!

それに、連載始まったころは、久しぶりのクロロに「ちょっと……冨樫センセ、絵柄変わった……?なんか、クロロの顔違くない?」みたいに思うこともありましたが、この全身図のクロロ、めっちゃ格好良いし、ああー、これがクロロだよ、盗む宣言するときのクロロの冷酷な瞳とキュッと吊り上がった唇とかたまりません、もう大好きぃぃぃ。ってな感じになりながら、唐突に始まったカキンの話に、なるほど、クラピカ登場後に突然ヒソカクロロ戦が始まったのは、ここでカキンと暗黒大陸に旅団が絡むからなのだと、妙に納得しました……。


そして、今、読み返して気づいたことがいくつか。

一つ目は、ヒソカが語尾に音符、♪を使うようになっていたことですね。今まで♪を使うことってありましたっけ?おぼろげで記憶がないんですけど。楽しさが増した時には音符を使うのかもしれませんね。

そして、二つ目。次の展開に衝撃的すぎて一回読んだ時はスルーしておりましたが、久々に全員集まる予定だったんですねー。次の展開に繋がる大事な一文なのに見逃しておりました。

そして、三つ目。クロロはシャルナークに借りていたケータイを返すつもりだったんですね。クロロのスキルハンターの念の条件はまだ未知な部分も多く、盗んだ念を返す条件やら何やらは把握しかねておりますが、本当に「借りていた」だけみたいですね。



そして………そして…………



衝撃の次の展開…………「コルトピ、遅いな。ウンコか?」のセリフから後の……
コルトピの首を持つヒソカと、鳴っている携帯を放り出して駆け出すシャルナーク。



う……ううう…、……………



あああああーーーーーーーー!!!!!!!



ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って。本当にちょっと待って。え!?ちょっと理解が追いつかないんだけど、これ、どういう意味???!?

いやいや、意味は分かるよ!?意味はね!!
でもちょっと待ってこれ、どういう意味??!?



……え、だって、ブランコに座らされて、それでいてカラスがいるなんて………


ちょっとこれ、アレじゃない?カラスがいるとなるとアレじゃない?もうダメなやつじゃないですか……これ……

えっ……ちょっと待って……これって……つまり……



つまりこれは………



ああああーーーー、冨樫センセぇぇぇぇーーーー!!!!



いや、ハンターの0巻の一問一答で、「(旅団は)全員死にます」とか平然と言ってましたし、ハンターが平然と人が死ぬ世界観なことは知ってましたよ!?だからこそ、その殺伐とした世界観の中の日常を妄想したりするのが楽しくて同人活動&妄想をしているワケですけど!?でも、こんな久々の登場でイキナリですか!?!?しかも、旅団内でも人気のあるシャルナークを!?!?



なにこれは!!!!!!!



ってな感じで、ジャンプを読んで丸一日以上、ショックを受けておりました。ショックを受けすぎて……通常今週のジャンプを読み終わった月曜日は、色んな方の感想を見たくてツイッターや感想サイトなどなどネットの海を嬉々として飛び回るのですが、今週はショックすぎて……現実を受け入れたくなくて、スマホを投げ捨ててベットで伏せっておりました。

でも、度重なる休載にも関わらず折れずにひたすらハンターの続きを待ち続けたM属性ビンビンなハンターファンの私。こんな衝撃的な展開にも関わらず、


「くそっ……なんて面白い展開なんだ……こんなに展開が読めないとは……くそっ……好きキャラが死ぬ展開にショックを隠しきれないのに………それなのに……それなのに………次の週の展開がこんなに気になるとは………ううっ、くそぉぉぉーーー!!!(ダンッダンッ)」


ってなってました。今、この感想を書いている今も、そうです。
なんだよこれ。ほんと、なんだよ、これ。(涙)



しかも、一番直近で力入れて書いた小説が、旅団が礼拝堂に閉じ込められている少女の謎を解く話で、そこではクロロに幼馴染の気軽い関係性を持ちながらも、「団長」をしているクロロへ飽くなき畏怖と敬愛を注ぎ続けるシャルの姿を書いていたんですよね。小説書くときって登場キャラクターに想いを馳せるんですよ、今どんなことを考えどんな感情でいてどんな行動を取ろうとしているのかって。もちろん、シャルにも想いを馳せておりまして。

私、好きなキャラは、好きな順で上からクロロ・ヒソカ・イルミって言っているんですけど、実際はイルミと同率でシャルが好きで、シャルに関する小話はメモやキスシチュコーナーに過去に投下してあったり、書きかけのシャル短編があったりと。
クロロという男を読み解くための必要不可欠な人物としての面もありますが、単一の好きキャラとしてシャルにキャラ愛を注いでいたので……めちゃくちゃショックです……。


なんだ、これ………;;;;


私、クロロとシャルの関係性、めっちゃ好きなんです。

一人の尊敬しあう人間として、幼馴染として、そして、蜘蛛の頭と手足として絶対的な信頼の上で成り立つ筆舌に表し難い関係性。上下の区別がありながらも対等であり、また、対等でありながらも命じる側と命ぜられる側となる二人の関係。シャルは情報収集を得意とするのでたぶん、他の団員よりクロロとやり取りする回数が多かったと思うんです。シャルは幼馴染のクロロに対して親愛を抱いているとは思いますけど、それにプラスして、確固たる意志を持って蜘蛛の頭で居続けるクロロに揺るがない信頼と敬愛と――そして、少なくない畏怖を抱いているかと思います。でも、その畏怖も信頼と親愛があるからこそ抱いているもので……。本当に筆舌に表せないこの二人の関係性がむっちゃ好きだったんです。


……シャルが殺されたと知ったあと、クロロは一体どんな反応を見せるのでしょうか。ウヴォーギンが死んだ時も盛大な葬いをしたクロロのこと、何かしらのアクションを起こすのでしょう。ヒソカとクロロのデッドレースは、暗黒大陸行きのカキンとクラピカを巻き込んで激しいものになりそうですね…………


………つーか、今思い出してムカつき始めたんですど!!!


シャルって今、クロロに念を貸しているから、発ができないじゃないですか!?!?クロロに盗まれるということが、念の「発」を失う状態なのか、念の発動に必要な「オーラごと」盗まれるのか、それとも、「念の概念自体」盗まれるのかどうか分かりませんが、オートで自分を操ることも出来ないのは確実なんで、戦闘能力がガタガタに落ちていることに間違いはありません。

その状態で、戦わざる得ないとか!!!しかも、見知った仲間の首を投げ渡された誰だって一瞬隙ができます。クロロでさえ隙が出ますよ、そこを全力で殴りこむとかヒソカ卑怯すぎるだろ!!!!!

蜘蛛と戦うのが楽しみなら、シャルの力が戻ってからにしろよぉぉぉ!!!!!


……はぁ、はぁ。悲しんだりムカついたり落ち込んだり、感情がジェットコースターです。はぁ。


それに、戦闘前にコールのみになっていた着信、あれ、たぶん、マチからの電話ですよね。あれが、ほんの1分早ければ………そうしたら………そうしたらシャルナークは……


そう、思わずにはいられません………


ああ、次の展開は一体どうなるんですかね。船に蜘蛛が潜り込むことを知ったら、クラピカはどんな反応をするのか……シャルの悲報を知ったクロロと蜘蛛を追うヒソカ。クロロがカキンの王子の中で一番有力な男あるいは冷酷な男と接触しそうで……ほんと、いろんな思惑が入り乱れていって、一体全体次はどんな展開になるのやら………

楽しみ半分、怖さ半分で、今から心臓がワクワクドキドキときめきながら胃がぎゅうっと痛くて大変な状態です。


……はい、超長文となりましたが、以上が今週の感想ですね。
シャルとクロロの関係の良さについてはまだまだ語り足りませんが、この辺りで一旦終わりとします。



はぁ、シャル………



あーる
2016/06/14 23:26

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