【主人公】
んー…!やっと終わったあ!
はぁ、こんなに書類あるなんて思わなかったなぁ…。って大変!リンハルトとの約束に遅刻しちゃうっ!!▼
【リンハルト】
はあ…もう遅刻してるよ▼
【主人公】
わぁっ!リンハルト!わざわざ此処まで来てくれたの?!
ご、ごめんね!本当にごめん!!▼
【リンハルト】
いいよ、なんとなくまだここにいる気がしたから…
寄ってみたら、案の定居たしね▼
それにしても、珍しく僕が身体に鞭打って起きたってのに、こんな仕打ちが出来るのは主人公くらいだよ▼
【主人公】
うぅ…えへへへ…。
もしかして、声かけたりした?▼
【リンハルト】
声かけたりしたよ
全然気づかないんだからさ▼
だから主人公が自分で淹れた紅茶、もらってるよ▼
【主人公】
えへ、えへへ…どーぞ、どーぞ…▼
本当にごめんね、今支度するから…▼
【リンハルト】
もういいって…それより出かけるのなんか面倒くさくなってきたから此処で良いよね?▼
結局、君に会うのが目的だったわけで
ここにはお茶もお茶請けもあるし、昼寝も出来そうだし、人が来なさそうだ▼
【主人公】
えぇ〜っ、せっかくリンハルトが誘ってくれたデートなのに…!▼
戦争が終わってから、やる事沢山ありすぎて全然終わらなくて、今日やっと隙間貰ったんだよ!▼
次いつ会えるかわからないんだよ!▼
【リンハルト】
だからだよ。君、全然寝てないんでしょ?顔色が悪いし働き詰めも良くないんだよ。ほらおいで▼
それに、これからいくらでも会えるようにするから▼
【主人公】
寝てないのはそうだけど…!!ってえ…?
今なんて言ったの?▼
【リンハルト】
ふぁ…主人公早く来なよ▼
【主人公】
ねぇ!!リンハルト!どういう意味ってば!▼
【リンハルト】
どういう意味って、君を僕の物にするんだよ。これから君のお父さんに直接話をつけなきゃいけないんだけど…▼
反対されたら反対されたで勝手に二人でのんびり何処かで暮らせばいい話だしね▼
【主人公】
へっ…?!えっ?!▼
【リンハルト】
なに?だって一緒に暮らすって話したでしょ?何か問題ある?▼
【主人公】
ばっ……!馬鹿ぁ!リンハルトの馬鹿!
なんでそんな大事な事、今ここでいうのー!▼
大体指輪とか、もらってなーい!!▼
【リンハルト】
わっ、ちょっと!物を投げつけないでくれない?!▼
指輪なら、今日渡そうと思って持ってきてあるよ▼
【主人公】
それを先に渡せー!そしてもっと場所を選べー!▼
【リンハルト】
なにカリカリしてるのさ…君が聞いたから、答えたのに…。はぁ、ほら寝不足でストレス増加の傾向が見られるよ▼
おいでってば▼
【主人公】
きゃっ…!▼
【リンハルト】
これからずっとこうして居られるんだ。君はもっと喜んでくれると思ってたよ▼
……主人公は僕と結婚したくない?▼
【主人公】
……そりゃ嬉しいよ…。け、結婚したい▼
【リンハルト】
ほらね、あーよかった。ちょっとヒヤヒヤしちゃったよ▼
正直、君がいるなら場所なんてどこでもいいんだ。眠れるところがあったらもっと良いけど…▼
主人公の事ずっと独り占め出来る空間があれば…▼
一通り片付いて落ち着いてきたら、何処かで静かに暮らして▼
そしたら、君がお菓子を作って、僕は好きなだけ研究と主人公と一緒に昼寝する…、最高だと思うよ今の生活よりずっと▼
一生離さないから、主人公▼