支援会話A

【リンハルト】
やあ、主人公。大丈夫?顔色が随分と悪いけど▼

【主人公】
リンハルト…。ありがとう、ちょっと実践でね…。
人が人の命を奪うのって何の意味があるんだろうって…▼
私の家って、人を生かすために食糧を生産してるし、食物を口にすることは生きる事に繋がるのに…▼
私は昨日あった生命を殺している…。明日は今日を生きる人の天命を奪うかもしれない…そう思ってたら、心が押しつぶされそうで…。▼

【リンハルト】
…それはすごく分かるよ。戦がなくなればもっと楽な生活がおくれるのにね▼
昼寝もままならないだろうしそれに、紋章を調べる時間もなくなるなぁ、僕にとって得な事なんて一つもない。▼
あと間近で人を殺しちゃうと返り血を浴びるでしょ?はぁ…考えるだけで気持ち悪くなる。
僕も君も、戦場は向いてないのかもね▼

【主人公】
そうだね、リンハルト。
貴方は好きな研究して、気ままにお昼寝をしてた方が似合ってるよ。昼寝しすぎておじいちゃんになってそうだけど▼

【リンハルト】
はは、昼寝でおじいちゃんにはならないよ。
………むぅ、それも悪くないかもね。▼
合間に研究して、君のお菓子でも食べて
好きな時にゆっくりと木漏れ日の中で眠るひととき…あぁ幸せだろうなぁ。▼

【主人公】
あはは、私はリンハルトの使用人?

【リンハルト】
使用人…?そういうのじゃなくて、もっと別のかな…。君も剣なんて持ってないでさ、僕のご飯を作ってよ▼

【主人公】
え?!▼

【リンハルト】
うーん…。それが実現するのはやっぱりもっと紋章を研究しなきゃだめかなぁ。▼
結局紋章は戦いに行使されるわけだし、戦場に出なくてもそれで戦果をあげられればいいなぁ▼
そういう身分になって…好きなように生きる……。絶っ対疲れる……▼
でも君が戦場に行って死ぬと叶わない話になるなあ▼

【主人公】
な、え?!リンハルト全然話が見えないんだけど!▼

【リンハルト】
君のために頑張ろうって話だよ▼
こればっかりは、面倒くさいとか言ってられないからね。こんな気分になるなんて、不思議だなあ▼
あ、結局戦いは避けられそうにないから、君の気持ちにも覚悟が必要だろうけどね▼

【主人公】
え…、うん…。
あのそれって、将来リンハルトと一緒に暮らすって事?▼

【リンハルト】
そうなるかな、主人公はいや?僕は嬉しいけど▼

【主人公】
いや、…じゃないよリンハルト…
そうだね、そうなったら幸せかもしれない▼

【リンハルト】
ふふ、良かった。
僕は命を奪わないと生きられないなら、君に生きててほしいと思うよ。だから主人公、僕を置いて死んだりしないでよね▼
僕は君の為に死なないから、君は僕のために死なないで▼

【主人公】
うん、わかった。約束だよ▼


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