だって思春期ですしお寿司

朝、いつものように起床し、いつものように顔を洗おうと洗面所へ向かった。
そしていつものように鏡を見た。






が、







「……!?」

ガタンッと洗面台に手をつき、自分の目を疑った。

まさか、そんな何故!?
昨日までの生活習慣に何等問題はなかったはずだ!
ちゃんと10時には寝た!!


……まさか…まさかこの俺に…



ニキビがっ!!!!!

くそう、思春期の壁め!
今までニキビのニの字もできたことのなかった
この俺に!!

俺は右の頬にぷっくりできたそいつを睨みつけた。


このままでは学校に行けない!
どうすれば…ハッ


俺は精市の言葉を思い出した。

『ニキビができたら、皮膚科に行くのが一番手っ取り早いし、なにより確実だよねー』



俺は右の頬の忌々しきそれを絆創膏で封印した。

「いってきます」




その日の昼休み、柳蓮二を目撃した者は1人とて
いなかった。


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ニキビができたら皮膚科に行きましょう。

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