最後の火曜日













僕らはとても愛し合っていた。

お互いだけを見つめあっていた。


でも、それじゃダメだと教えてくれたのは君だった。

あの時は僕は理不尽に感じていた。

こんなに優葉を求めているのに、大好きなのにってずっと思っていた。

でも今は理不尽に感じた言葉もしっかりと理解ができる。





あの後、笑顔を君を残し、店を出たときに聞こえた鈴の音。





初めて前向きに背中を押してくれた鈴の音がうれしくて、僕はタクシーで涙が止まらなかった。



宿舎に帰ったら約束どおりジェジュンヒョンと一緒にお酒を飲もう。


今日はジェジュンが潰れるまで飲んでやる。


タクシーの窓から眺める景色を目に焼きつけ、もう二度とは訪れない”火曜の夜”の景色に別れを告げた。







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