僕は透明人間さ
12.4.6

アレは檻だ、世界などではないのだよ。
そして僕たちは住人ではない、正式にいえば研究体であって言葉を借りるのならば囚人なのだよ。
この意味が君にはわかるかな、メモリ。
……と、言ったところで人形にはわかるまい。意がわかったとしても聞き流しておくれ。そんなことはありえないだろうがね。

さあ、助手が呼んでいる。行くんだ。
僕はここから出られないのだからね、さ、メモリお行き。

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