僕は透明人間さ
13.3.12

とてもかわいいルリリの子がいた。強気でなまいきで、それでも甘えたなかわいい子。そんな子が自分と別れるときに寂しそうに切なそうにそんな表情をして「またね」といった。
きっと会えることのない約束を取り付けて自分はまた旅に出た――はずだったんだけど。目の前にいる強気で生意気な少年は「久しぶり、かわってねーな」と挨拶してきた。
マリルリの少年だ。
自分は彼と会った覚えはなく人違いだろうと思っていたのだが、なんと驚くことにあの時の少女だったらしい。
「お、女の子だったんじゃ……」
「それな!んー俺の種族は女の比率が高いんだ、だからそれを調整するためにルリリの頃女だったやつはマリル担ったとき男に変わる可能性があるってことなんだよ」
にひひ!と笑う彼女――いや、彼は楽しそうで、俺の子とは吹っ切れたんだなと寂しく思った。

「――――なんてこともあったよなあしえんにーちゃん」
「……えへ?な、なんのことかなぁちまり」
「んーだってオレの幼少期の記憶ってじーちゃんとしえんにーちゃんしかいなくてさー?そんでもってにーちゃん消えてオレ寂しかったんだぜ。責任とってくれんの?」
「責任ってなに!責任って!!!」
「うわ……紫煙って本当に節操ないんだ。ちまりダメだよ近づいたらバイキンついちゃうから」
「ちょっと、ねえ直くん悪意の塊ぶつけられてて超涙目なんだけど。あと言いがかりはよして」
「ショタコンとかないよね…」
「直くううううん!!!」

ショタコンとロリコンを携えた紫煙かっこわらい
ロリ凪(10歳くらい)をつれて旅する前の紫煙が会ったロリちまり(4歳くらい)が旅を終えて再会(現在の凪18、ちまり12歳)した時にいろんなことが重なってやーだもう紫煙ったらー(冷笑)

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