「なんや千歳は今日も休みなん?」
「ちぃなら来るよ―」
「せやかて、もう二時間経つやん」
「わかってないな―、オサムちゃんは。彼女のあたしに任せてって言ったでしょ?」
「ユイちゃんを疑うわけやないけどな、」
「遅れたばい!」
「ほらね?」
「ほんまや」
「ユイ…、悪かったと。俺…、」
「大丈夫だよ、ちぃ。あたし今幸せだもん!」
「それなら安心たい。オサムちゃん、遅れて悪かったと。明日からはもう少し来るようにするけん」
「お、おん」
彼を呼び出す魔法
(………)(オサムちゃんどぎゃんしたと?)(なんで千歳が来るの分かったんやろ思てな)(ん?それなら簡単だよ?)(ユイが俺が居らんと寂しくて死ぬ、なんて言いよるけん)(…ほんまか(千歳の扱い上手やなぁ))
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