*捧げ物【文】* | ナノ



DarkNight GloomyLove


世間は夏休み真っ只中。
私は柔道部合宿の真っ只中。

柔道部でマネージャーを務める私は、不二山くんと新名くんと一緒に泊り込みで参加していた。

“学校に住む”という状況に最初の1〜2日は戸惑ったけど、慣れれば不便はない。
シャワーも使わせてもらえる。夜トイレに行くのだけは、やっぱり怖いけど、それ以外は問題なく過ごしている。

大変だったのは、むしろ合宿前……泊り込み合宿に納得してくれない琉夏くんを納得させる方が大変だった。

“夜の学校にはね……オバケが出るよ?”
“ヒムロッチに改造させたらどうするの?”
“不二山とニーナがオマエにエッチなイタズラしたら大変だろ? 男はみんな、危険な狼なんだから行っちゃダメだって”

身振り手振りで“夜の学校の危険性”を力説する心配性な琉夏くんを、最終的に大人しくさせたのは通りがかったコウちゃんなんだけどね……。
でも、琉夏くんは納得できなかったみたいで拗ねたような目をしていた。


〜そんなこんなで今日は合宿4日目〜


一日の終わり、布団の上でグッと背伸びをして疲れた体を伸ばす。

(どうしよう……おトイレ行っておこうかな……)

枕元に置いた携帯電話で時刻を確認したら、12時を過ぎていた。
怖いから、なるべく行きたくないけど、でも途中で起きて行くのはもっと怖いし……

よしっ!!

* * *

コツコツと響く自分の足音にもビクビクしながら、どうにか女子トイレに到着。

(早く電気をつけよう……)

女子トイレのドアを開けようとしたら、勝手にドアが開いた。

「えっ……ッ!?」

驚くする間もなかった。
勝手に開いたドアから、次の瞬間に現れたのは白い手。
勢い良く開いたドアから現れた手に手首を掴まれ、そのままトイレ内に引き摺り困れてしまった。

大声を上げたくても、口を抑えられて声を出すことも出来ないし、暴れたくても、体を抑えつけられているから動くことも出来なかった。

「…ン〜!! っ!!!」

最初はオバケなのかと思った。でも、手の主には体も足もがあることに気付いた。
……だとしたら暴漢?

「美奈子……いい子だから、おとなしくして?」

聞き覚えのある声が聞こえた。

「そう。いい子だ」
「……ん、んあうん?」
「俺、俺」

暴漢だと思った者の力が弱まり、自分を拘束していた背後の相手を見た……

「琉夏くん! ……なんで…どうして!?」」
「そう、オマエの琉夏くんだよ。怖かった? だから言っただろ。“夜の学校は危険”だって……こっち、おいで」

状況が飲み込めなくて、呆気にとられる私は掴まれたままの手首を引かれて、琉夏くんについて行くしかなかった。

「ねえ、なんで女子トイレに?」
「合宿の最初の日にメールで寝室に使ってる部屋、教えてくれたじゃん。あの部屋なら、ここのトイレ使うと思って待ってた」
「そ、そうなんだ……」
「よかった。あと10分待って来なかったら、オマエの部屋に忍び込もうかと思ってたんだ」


* * *

今いるのは一番奥の個室。ここは他の個室より、少しだけ広く作られている。
小さなくもりガラスから月明かりが入り込み、電気がなくてもある程度見えた。

そう、電気がなくても……

「琉夏くん、あの電気……」
「つけたら人が来るだろ? 我慢して」
「がま……ん!!??」

手首が引かれると、私はそのまま琉夏くんの胸に飛び込む形になってしまった。

「ちょっ///」
「声も我慢して?」

琉夏くんの手は、私のお尻を撫で回す。
スリスリと上下に撫でたり、かと思えばフニフニと感触を楽しむように揉む。

その動きは、すぐに激しくなった。
パジャマとして着ているハーフパンツの中に手を突っ込まれ今度はショーツ越しに秘部を弄りだしたのだ。
琉夏くんがなにをする気なのか疑う余地はない。

「ダメ、琉夏くん!! こんなところで…!」
「ダメじゃないって。オマエが不二山たちに悪いことされてないか確かめるんだ」
「だから、2人はそんなことしないよ!」

あくまで、小声で反論する。

「美奈子、俺は心配なだけなんだよ? オマエは可愛いし、騙されやすいから……」

普段は見つめられるのが、あまり好きではない琉夏くんが、じっと私を見つめて呟く。

「それでもダメ? それとも、オマエは俺になにか隠してるの? もう、あいつらにヤラれちゃて体、見せられない?」
「違う。そうじゃない……」
「俺はね、オマエが合宿に行ってる間、ずっと会いたかったよ。会いたくて会いたくて胸が張り裂けそうだった。心配だった。ねぇ、美奈子は? 俺に会いたくなかった?」

琉夏くん、そんな悲しそうな目をしないで…

「……会いたかったよ」
「じゃあ問題ない。美奈子、いますぐエッチしよ。愛を確かめ合うんだ」
「……琉夏くん……」

「返事は“はい”だ」

* * *

「はぁあっ///」
「…ん、声、誰かに聞かれちゃうよ?」
「んん、んっ///」

私は個室のドアの内側に立ったまま胸を押し付けるように立っている。
腰をしならせ、下半身だけは後ろに突き出すような姿勢だ。
足を肩幅ほど広げさせられ、その間に琉夏くんは膝立ちしていた。

「……美味しい」
「ィヤ/// 言わないで///」

秘部に顔を突っ込まれ、お尻の肉を両手で割開き、溢れ出る愛液を啜られる。

―クチュ、ズリュ―

「……あ、ダメ///」

舌が膣の中に入り込み、出し入れされる感覚がくすぐったくて一気にこみ上がる絶頂感。

「……アァ/// も……もう、ダ、ダメェッ!!」
「美奈子、次は俺にして?」
「……待って、足がガクガクしちゃって…」
「じゃあ、便器に座ればいい……俺を愛してるなら出来るだろ?」
「……ごめん、なさい……」

座る際、床にハーフパンツとショーツがクルクル丸まった形で放置されているのが目に入る。
なにも穿いてないから、お尻が便器の蓋に触れた瞬間、ヒヤッとして驚いた。
私が腰掛けるのを確認してすぐに琉夏くんが反り返ったペニスをズボンの中から取り出す。
先端の窪みからは既に先走りが垂れてきていて、それを舌で辿りながら私は先端を口内に食んだ。

「ア…美奈子、いい子だね」

琉夏くんに、頭を撫でられた。

溢れる唾液をペニスに絡ませ、青臭いのを緩和させながら丁寧に舐めしゃぶった。
琉夏くんは激しくストロークをするより、こうやって丁寧にゆっくりとしゃぶられる方が好きなんだとか……。
袋は手で揉みながら、亀頭と竿の境目を唇だけで強めに銜えて、先走りを吸う。

琉夏くんも気持ち良いらしい。先走りが最初より量も粘度も上がっているのがわかる。

―もう少し……―

「美奈子、そろそろ出そう! 離して!!」

ビックリして言われた通りに口からペニスを離す。
ブルンと飛び出るペニス。
琉夏くんはガチガチに反り返るペニスを自分の手で扱き始めた。

「今日は顔射したいから、こっち向いてて。……ハっ、ハァ/// アァっ! 美奈子、出すよ!!」
「……んっ///」

―ビュク、ビュク、ドピュ、ビュッ…―

顔に勢い良くかけられた熱い精液。大量に出せれた精液は、重力に従って私の頬を伝い落ちていく。
精液はトイレットペーパーで拭われた。

「美奈子、俺に背中向けて便器に乗って? そう。で、タンク抱くようにして……あ、足は便器の上ね。片足だけでもいいから。で、お尻を俺に向ける」

言われた通りのポーズ。

後ろにいる琉夏くんを見たら、「その、腰クネってしてるのがエッチでいい」って絶賛された。

膣の入り口にピタリと宛てられる琉夏くんのペニス。

「……あっ、イイコト思いついた。美奈子、変更。服脱がすよ、バンザ〜イ!」

両手を上げれば袖から体操着が脱がされた。
ブラジャーをしてない胸が晒され、琉夏くんは私を全裸にすると個室の扉を開けた。

「えっ! 琉夏く、ん……?」
「こっち来て」

個室から出てすぐ、琉夏くんが足を止めたのはトイレ内の手洗い場。
3つある内の真ん中の台に手を付かされる。

「ねぇ、琉夏くん…ここじゃあ…もし誰かが……あぁ///」

拒否権もなく、すぐにペニスが挿入された。

「それがいいんだって。ほら、オマエだって本当はいいんだろ? いつもよりキツくて最高///」

すぐに腰が打ち付けられた。

「どうする?」

「……えっ? なにが……ひぁっ///」
「今、大声出してみる? そうしたら不二山たち心配して来るかな?」
「……!? だ、ダメ///」
「なんで? あいつらに教えてやるんだ。美奈子は俺の彼女で、こんなことする仲だから、手を出すな!! って」

琉夏くんはしゃべりながらも、腰を振る速度を緩めない。
的確に私の弱点を突いてくる。

「やめて! そんなことしたら、私……マネージャー出来なくっちゃう!!」
「その方がいいじゃん。マネージャーなんか辞めて、俺と一緒にいよ?」

腰の打ちつけが早くなって、返事をすることも出来ない。
口を開けば、大きな喘ぎ声が出てしまいそうだ。

だから、せめてもの抵抗で首を横に振った。

「……じゃあさ、今から俺の言うこと聞いて?」
「…………」

腰の動きが緩やかになった。

「たっぷり中出しさせてくれたら、許してあげる」
「!!?? なか…ダメ! あ、赤ちゃん出来ちゃったらどうするの!?」
「いいね、それ。赤ちゃん出来た方が俺、安心できるかも……」
「あぅ/// んんっ///」

腰がさっきより更に強く打ち付けられる。

「んぅ、やぁっ///」
「……ん、ァ/// 大丈夫だ…って! 今、妊娠しても生まれるのは卒業した後なんだし、太った振りしてればバレないよ…あっ、気持ちいい///」

本当にそんなことになったら……想像したら怖くなった。
怖くて怖くてしかたないのに、私の体は琉夏くんに激しく子宮口を突かれて快楽を感じている。もっとやって欲しいとさえ思うほどに気持ちがいい。

そんな快楽と恐怖がごちゃ混ぜになって、涙が溢れてきた。

「ハハハ……なんちて……冗談だよ? オマエ、今日安全日じゃん。赤ちゃんできないよ。安心して?」
「……えっ…安全…日…」
「なんで知ってるのかって? それはね……美奈子のことは全部把握してたいんだ。それだけ」

―パン! パン!! グチ、グチュ!―

「イク! イ、イッちゃ……アァァァ///」

潮を噴いて迎える絶頂。

「美奈子カワイイ/// 俺もたっぷり出してやるからな///」
「!?」

思わず腰を引いて逃げようとしたけど、琉夏くんに洗面台に押し付けてる私に逃げ場はなかった。

私の意に反して、膣内は生き物のようにビクビク動く琉夏くんのペニスを締め付けて射精を促す。

「クッ……あっ///」

子宮口にドピュ、ドピュと射精された。

「どう、して……中に…」
「えっ? だから、安全日だから妊娠はしないって言ったけど、中出ししないとは言ってないよ?」

絶頂を迎え、潮を噴き、中出しされ……体中が怠くて洗面台の淵を掴み立っているのも辛い。
そのまま、しゃがみ込もうとしたら“歩くように”と促された。

股の間からは溢れた精液が垂れてきている。

疲れてるのに歩く振動が新たな快感を生む。

到着したのは先ほどの個室だった。

「……アン///」

ペニスがズルリと抜かれる。

「美奈子、ゴメン。俺、忘れてた……」

解放された……。
落ちてる下着や体操着を拾おうと一歩踏み出した。

「ハァ、ァ///……なにを?」

「オマエ、おしっこしにトイレ来たんだよな。だから、おしっこしていいよ。見ててあげる」
「っ……///」
「おしっこ終わったら、続きしような?」


DarkNight GloomyLove


ーオマエに俺の匂いがこびり付くまで……ー



END

〜あとがき〜

97000hit・キリ番を踏まれた東雲様に捧げます。

この琉夏が希望に添えた黒さを持ってるかが不安です。
裏の濃さも不安です……ガッツリ濃い感じにしたはずなんですが、誤字チェックで読み返したらあっさりしてる気も……ゲフンゲフン!

あと柔道部の合宿の詳細がわからなかったので、かなりご都合主義な設定にしてしまいました(^_^;


お持ち帰りは東雲様のみでお願いします。

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