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キミのヒーロー

キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン♪


来たっ!!


美奈子とはクラスが違うから、タイミングが悪いとまるで会えない。
だから俺はね…授業終了と同時に教室を飛び出して、美奈子の教室にBダッシュ!!!!


早くヒーローが参上しなきゃ、誰かに取られちゃうかもしれない。美奈子は人気者だから。

美奈子のクラスに着いて、入口から顔だけを教室に覗かせて美奈子を探すと…いた、ヒロインが♪


美奈子のクラスの女子が突然、姿を現した俺にキャーキャー言ってるけど…ゴメン。どうでもいい。


俺は、ニコニコしながらこっちに足早に来る美奈子にしか興味ないから。

やっと巡り会えた俺のヒロインに早速、デートの申し込み!!
結果? もちろん笑顔でOKだったよ!!


早く日曜日になれば、いいのになぁ。あ〜、腹も減った…。







今日は待ちに待った美奈子とのデート。
待ち合わせは美奈子の家の前。


そろそろ家を出ないと待ち合わせの時間に遅れてしまう、そんなギリギリな状況なのに琉夏は、まだベッドに腰掛けたまま迷っていた。


―どの靴を履いていこうか?―


そんなに多くないのに服を選ぶのにずいぶんと迷ってしまった。

服が決まれば次は靴。こっちも、そんなに沢山持っている訳ではない―それなのに、色々と試し履きをしている間に約束の時間が迫ってきてしまったのだ。
とりあえず、無難な一足を選んで螺旋階段を駆け降りる。


せっかく美奈子が来てくれるんだから、片付けなくては…と思うが、片付けてたら約束の時間に遅れる。

遅刻したら一緒にいる時間も減ってしまう!!



だから、琉夏は若干散らかった部屋を放っておく事に決めた。



本当はヒーローとしては、片付けも出来なきゃダメなんだろうけどさ…大事な大事なヒロインを待たせる方がヒーローとしては失格でしょ?


もしも、可愛い美奈子に魔の手が伸びたら…それを命を懸けて守るのが“ヒーロー”の役目だからね!!


美奈子、待っててね! 俺すぐ行くから!!




―結局、5分遅刻してしまった―





END



〜あとがき〜

記念すべき(?)処女作。

って…グダグダじゃねーか!! ヤマとかオチってなんですかっ!?

これまで自分が費やしてきた現実逃避(妄想タイム)が何も活かされてない最悪のパターン(>_<)


今まで、夢小説を気軽に読んで来ましたが作り手は大変だったんですね…。
精進します!!

ここまで、お読み下さりありがとうございました。

里夏

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