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酔いの誘い


時刻は間もなく日付を回る頃……

“ピンポーン”

来客を知らせるベルが鳴り、恐る恐るインターホンに出れば……

「奥さん、深夜遅くにサーセン!! 山本ですぅ。琥一さんが酔い潰れちゃったんで連れてきましたっ!!」
「島田もいまーす!!」

そんな賑やかな声が聞こえ、その後ろから「誰が潰れただ、ゴラァ」という微かに呂律の回った夫・コウちゃんの声が聞こえた。

見知った名前とコウちゃんの声に安心して玄関を開ければ、にこやかな同僚二人に抱えられたコウちゃんがいた。目が据わっている。

付き添いの二人に「大丈夫ですか?」と心配されながら、身体の大きなコウちゃんを受け取った。
どうやら、フラフラしながらも自分で歩けるらしい。


* * *


「コウちゃん、はいお水。飲める?」

どうにか、リビングにコウちゃんを連れてきて、ソファに座らせた。
帰宅したことで気が緩んだのか、さっきよりも酔いが回ってるらしい。

「……あぁ、いらねぇ」
「でも、飲んだ方がいいよ? ね?」
「じゃあ、あれだ……口移し…あれ、してくれや」
「/// コウちゃん、やっぱり酔ってるんだよ…」
「早く、やれ」

いくら、コウちゃんが酔ってるとは言え恥ずかしい。

「……酔っ払いとはキスしません。はい、お水!」

恥ずかしくて水の入ったコップを差し出した。

「キャッ!?」

突然、差し出した腕を引かれた。
体勢を崩して前に倒れたら、コウちゃんが唇に噛みついてきた。
離れたくても、後頭部を大きな手でガッシリ掴まれては動けない。

「……んむ、ハァ///」

―コウちゃん、お酒臭い……どれだけ呑んだの? 私まで酔っちゃいそう……―

「……っンあ!?」

空気を取り込もうと口を僅かに開いた瞬間、酒の匂いが染み付いた熱い舌が口内に侵入してきた。


* * *


激しいキスに意識がとろけてきた頃、コウちゃんの手がパジャマのボタンを器用に外しだした。

すぐに全部のボタンが外され、欲望を隠そうとしない、コウちゃんのギラついた視線が私の胸に突き刺さる。

「コウ、ちゃん……?」

すぐに顔が胸に下りてきて熱い唇が乳首を食む。

「コ、コウちゃ…ん///」
「……ハァ、美奈子…」

赤ちゃんが母乳を吸うように乳首が吸われ、引っ張られ、噛みつかれる。

「ィヤ……///」

快感に耐えられずにコウちゃんの頭を抱え込む。

それに気を良くしたのか、舌の動きは激しくなるばかり。
レロレロと舐め転がされる乳首は完全に勃ち、その小さな窪みに舌の先を捻じ込むような愛撫が施されてすぐ、私は絶頂を迎えた。

私がイッても、乳首への愛撫は止まない。

「……んぁ…///」

そのせいで、腰は勝手に動き、跨がったコウちゃんの太ももに秘部を擦り付けてしまっている。

「……いやらしいなぁ、美奈子? ご期待に応えて、もっと、イヤらしい事してやろうか?」
「えっ……な……キャッ!?」

コウちゃんの右手が背中に這わされたと同時に上半身だけ勢い良く、カーペットの上に寝かされた。

「ちょっ……やだ!!」

恥ずかしさに身を捩るが下半身はコウちゃんに抱えられ動けない。
秘部を差し出すようなポーズを取らされ、自分の股の間から、コウちゃんの顔が見える恥ずかしすぎる状況だ。


* * *


「ハァア、アァ/// もう、ダ…メ///」
「ダメじゃねぇだろうが? 腰、ずっと動いてんぞ」

ズボンも下着もあっという間に取り払われ、何も身に着けてない私の秘部は、さっきからずっとコウちゃんの熱い舌に犯されてる。

時折、舌だけでなく太い指も膣内の侵入し、私は何度も少量の潮を噴いた。

もう何度目の絶頂かわからない。
ずっと同じ姿勢だから、身体も限界……

「……コウちゃ…挿れ、て…ねぇ///」
「挿れてほしいか?」

コクコクと首を縦に動かして、意志を示す。


すぐに上半身が起こされ、先程と同じ様に膝の上に乗せられた。

コウちゃんは私を抱え上げると、すぐにズボンから膨張した自身を取り出す。
ブルンと効果音が聞こえそうな大きな自身に身震いした。

体躯に見合った大きさのソレはゴツゴツと血管が浮かび、赤黒い。
艶やかな亀頭の窪みからは粘土の高い先走りが浮かんでいる。

いつ見ても、凶暴なそれに身体は自然と期待して、愛液を溢れさせた。

指を添えると、ソレはピクッと動き先走りが竿を伝って落ちた。

「美奈子、今日は自分で挿れろ? 俺ぁ、酔っ払って動けねぇんだよ」
「…もう……うそだ。酔ってないでしょ?」
「酔ってんだよ。じゃあ、挿れるのは俺がやっから、オマエが動け?」
「えっ……ひゃぁ///」

腰が下ろされ、膣内には広がる圧倒的な質量。
濡れに濡れた膣内はあの巨大な自身を難なく飲み込んだ。「あっ/// あ…ぁ///」

―プシュッ―

挿れられただけで、私はイッた。まだ、残ってたのか秘部から潮まで吹き出た。

「ほら、動け」

腰を揺らされ、動くように促されるもイッた快感から腰は思うように動かない。

「…コウ、ちゃん/// らめ……気持ち、良くて……あっ、腰が動かないよぉ///」
「……チッ、んな顔すんな///」
「アァン!!」

突然、コウちゃんが腰を奥の奥まで抉るように叩きつけてきた。

そこからは、ガツガツという効果音がピッタリなくらいに強く繰り返されるピストン。
溢れ出てきた精液は泡立ち、互いの陰毛をグッショリと濡らす。


腰を掴む腕とは逆の手で後頭部を掴まれれば、舌を受け入れるために自然と唇を開いた。

“上の口も下の口もコウちゃんに蹂躙されてる”

そう考えたら、今まで以上に膣がキュゥっと強く収縮し、膣内でコウちゃんの自身が爆ぜるのがわかった。

舌を絡め合いながらの絶頂と射精。

奥の奥まで突き立てられ、子宮口に直接掛けられる熱い精液が気持ちいい。

*
*
*

「コウちゃん……いつから正気に戻ってたの?」
「……オマエ、正気って……酔ってただけだろうが」
「……で、いつから?」
「…………寝るか?」

時計は午前2時を回ってる。

「そうだね。でも、もう一度、お風呂入りたいし……掃除もしないと……きゃっ!!」

まだ、繋がっていたままだと言うのに、コウちゃんは私の腰を掴んで突然立ち上がった。

「捕まってろ?」
「やだ、落ちる!! 下ろして!」
「だから、落ちねぇように捕まってろ。風呂行くぞ」

コウちゃんは私を抱えながらお風呂場に向かう。

「いい! ひとりで入る!! コウちゃん、また変なことする気でしょ///」
「察しが良いじゃねぇか? じゃあ、大人しくしろ。こんな時間に騒いだら近所迷惑になんだろうが」


結局、コウちゃんと私が寝たのは朝方の4時。

いくら、明日は仕事がお休みだからって……私は家事があるんだけどな。


いの



END


〜あとがき〜

結婚後設定です。

うちのサイトのコウちゃん裏は全部バックだったから、やっと対面座位という違う体位にすることが出来ました!!

里夏

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