喧騒の裏側 今日は、私が今年の春に卒業したはばたき学園の文化祭。 在校生としてじゃなく、来客として訪れるは懐かしい反面、ドキドキする。 だって、卒業した私はすでに部外者なんだもんね。 右手には、卒業式の日に告白されて交際してる旬平くんから貰った招待状。 正面校門には懐かしい人だかり…… 「美奈子ちゃ〜ん!!」 聞き慣れた声が聞こえた瞬間、人だかりの中から手がピョコッと上がり、人を掻き分けて声の主・旬平くんが走り寄ってきた。 「旬平くん!!」 てっきり、柔道着を着てるのかと思ったら普通に制服だった。 「あっ、今日はさ、オレたち3年は高校生活最後の文化祭じゃん? それで後輩たちが『今日は楽しんできて下さい』って気遣ってくれたってわけ♪」 旬平くん、よく私が考えてることわかったなぁ。 「そうなんだ。そういえば、嵐くんも3年目は見て回ってたもんね」 「それそれ! 嵐さんと一緒に回ってたんでしょ? ズリィな〜。オレだって美奈子ちゃんと回りたかったのに」 去年のことを口を尖らせて話す旬平くんはなんだか可愛いな♪ 本人に言ったら、また怒っちゃうだろうから内緒だけど。 「そんなに落ち込まないで? ほら、今年はこうやって一緒に回れるんだから、ね?」 旬平くんの手を取って下から顔を覗き込めば、旬平くんは頬を赤く染めた。 「うん、じゃあ行こっか? お腹減ってない? 2年のクラスがやってる、たこ焼きが美味いらしくて行列できてんの!!」 * * * 旬平くんに手を引かれて、色々回った。 たこ焼き食べたり、お化け屋敷に入ったり……。 「美奈子ちゃん、疲れたっしょ? のど乾かない? オレ、はばたきミックスジュース買ってきてんの。教室に置いてあるから取ってくる。ちょっと待ってて!!」 そう言って、走っていった旬平くん。 待ってる間に、ふと目に入ってきたのは見慣れた懐かしい掲示板。 たくさんの掲示物が貼られた一部だけ、これから何かを貼られるように空いたスペース…… 「そっか、ローズクイーン…私、選ばれたんだよね……」 「あれ、鹿野さんですよね? 鹿野先輩、昨年ローズクイーンに選ばれた…」 「あっ、本当だ!!」 名前を呼ばれて振り向けば、はば学の制服を着た男子が2人。 「えっ…あ、はいそうです」 「やっぱり!! 俺たち、去年の文化祭で鹿野先輩を見てたんすよ!」 「近くで見ると、テレビのアイドルより可愛いっすね! あっ、写メ撮っていいっすか?」 「一人なら、俺らと一緒に行きません?」 間髪入れずにしゃべりながら、どんどん距離を詰めてくる2人。 その勢いに怖くなり、後退るもすぐに壁が背中に当たってしまう。 「あの、私…人を待ってるから……」 「え〜、ちょっとだけならいいでしょ?」 「とりあえず写メだけでもね??」 「は〜い、そこまで!! ナンパは禁止行為です。あと5秒で撤退しないと風紀委員、並びに生徒会に通報しま〜す」 「旬平くん!!」 「い〜ち、に〜、さ〜ん…」 戻ってきた旬平くんがカウントダウンを始めると、男子2人組は「すいません!!」とかなんとか言いながら退散していった。 「ったく、マセた一年坊主共め。美奈子ちゃん、遅くなってマジゴメン。変なことされなかった?」 「うん、大丈夫」 あれ、旬平くん…どうしたんだろ? なんか辛そうな顔してる…… 「旬平くん、どこか痛い? 気分悪いんじゃない?」 「えっ、あぁ……ちょっと上に上がんない? ほら、空き教室でゆっくりジュース飲もうよ」 「うん」 * * * 「ん〜!! 風がよく通るね」 「外はあんなに賑やかなのに、ここだけは誰もいないから不思議な感じだよな」 「なんだか、遊覧船に似てるね?」 「あ〜、本当だ。じゃあさ……」 ギュッと抱きしめられた。 「旬平くん?」 「あのときの再現ってことで、少しこうさせて?」 * * * 「ね、ねぇ旬平くん? あの手ぇ///」 しばらくしたら、旬平くんの手は私のお尻をスカートの上から撫で始めた。 「あのときはお互いの名前も知らなかったんだよな? オレ、アンタのこと年上だなんて思いもしなかったし。でも、今はこんなことも出来る関係なんだって思うと、マジで嬉しい。夢じゃないかって」 手が剥き出しの太ももを撫で、そのままスカートの中に滑る。 「旬平くん!?」 「去年なんか、ローズクイーンにまでなっちゃうし、オレ心配なんだよ。さっきみたいに美奈子ちゃんに近付く男がいるって考えると……」 「ダ、ダメ!! こんな所で…んっ」 唇を唇で塞がれ互いの唾液が溢れる。 呼吸が辛くなった頃に唇が離れて、透明な糸が互いを繋いだ。 「さっき鍵締めたし、誰も入ってこないから」 濃厚なキスに力が抜けた私を旬平くんが教卓の上に運んだ。 教卓の上に座らされて、再び旬平くんの顔が近付く。 下唇を食まれて、舐められるのがくすぐったくて気持ちいい。 「ん……あっ///」 旬平くんの指が下着越しに秘部を弄りだした。 グチュっと小さな水音が耳に届く…。 「美奈子ちゃん、気持ちいい?」 「あぁ……でも、こ…んなところ///」 「ま〜たまた。こ〜んなトコだから燃えるんでしょ? ほら、美奈子ちゃんのここは正直だよ?」 ニヤリと笑いながら旬平くんは指を下着越しに膣へと押し込んできた。 「んぁっ! あっ、あぁ…///」 覆い被さってくる旬平くんの肩を掴んで快感に耐えていたら、愛撫が止まり、指が下着に掛けられた。片足を持ち上げられ、片足だけ脱がされた下着…。 踝のあたりで丸まってるのが目に入って羞恥心が爆発しそうになる。 「美奈子ちゃん、きれいにしてあげる」 外気に触れて冷たくなった秘部に息が吹きかけられ、直後に熱いものが触れる。 「ひゃぁぁぁ///」 スカートの中に頭を突っ込んだ旬平くんは、私の秘部を舐めやすいに太股を強い力で左右に広げ、しつこく口での愛撫を繰り返した。 唇は膣の入り口を軽く吸い、舌は膣の中を舐める。 それだけでも、頭がおかしくなりそうなくらいに気持ちいいのに更に、旬平くんのスッとした鼻が膣上の芽を押してきた。 「いゃあ/// 旬平くん!! イッちゃうぅ///」 「イッちゃう? 美奈子ちゃん、イヤらしいんだ」 「はっ、はぁ! っんぁ〜〜///」 膣がキュ〜ッと締まった。 「…ハァ、ハァハァ///」 「美奈子ちゃん、スゲー可愛い/// ここ、スゲー閉まってるし」 イッて収縮を繰り返す膣に旬平くんの指がクポクポと挿れられる。 少し経って2本めが入れられ、2本の指は膣内を広げるように動き出した。 「美奈子ちゃん、濡れすぎじゃね? 机の上に水たまりできてるよ?」 垂れる愛液を指で掬うと、お尻の割れ目をなぞる。 「はぁ/// オレ、もう限界……挿れていい?」 「…うん。いいよ、挿れて///」 自然に手が膝裏を掴み、股を自分で開いていた。 (私、はしたない///) 舌より熱い塊が秘部に当たって、背中がゾワリとする。 「んっ///」 熱い塊が膣の入り口をグプと音を立てながら入ってきた。 「じゅ、じゅん、ぺーく…ん……苦しい///」 「オレも/// 美奈子ちゃんの中、締め付けマジパネェ///」 息を乱して、頬を赤らめる旬平くんに興奮して、私の腰も自然に動きだした。 * * * ここが学校で、文化祭の真っ只中で、一歩外に出れば賑やかに笑い合う人たちが大勢いる……そんな事を忘れて私たちは本能のままに絡み合う。 喧騒の中から取り残された空間に響くのは、男女の荒い呼吸とグチャグチャという水音、そしてパンパンとう肌と肌がぶつかり合う音。 「あっ、あぁ!! じゅ、旬平くん、気持ちい…気持ちいいよ///」 言葉で伝えれば、だらしなく開いた口の端から涎が垂れる。 「オレもすっげー気持ちいい///」 そういって、垂れた涎を吸われれば興奮は更に増すばかり。 興奮で勃ち上がった芽が旬平くんの恥骨に当たる。 それが気持ち良くて、腰を押し付けたら、気付いた旬平くんが指で芽を摘みグリっと押し潰してきた。 「あ、あっ!! イく! 旬平くん、旬平くん!! 私、イく、イッちゃう!! あぁ〜〜///」 「うあっ/// ダメ…オレも保たね……っぅ!!」 お腹の中が熱い…… 旬平くんが吐き出す白濁を少しも取り逃さないように膣壁が蠢いてるのが自分でもよくわかる。 * * * 「ハァ、ハァ……美奈子ちゃん…間に合わなくて、中に……ゴメン」 「…うん…今日、安全日だから大丈夫…だと思う…」 しばらく、抱き合った後、旬平くんがまだ硬いソレを抜けば、ツーっと白濁が垂れてきた。 それを旬平くんがティッシュで拭ってくれる。 その刺激さえも気持ち良くて、私の体はまた火照る。 「ん///」 「美奈子ちゃん、また気持ち良くなっちゃった?」 「!? あぅ///」 旬平くんが白濁が垂れる穴に指を浅く挿入して刺激する。 「ほら〜、腰、動いちゃってるよ?」 「ん/// はっ、旬平くん!!」 「いいよ。もっかいヤっちゃお? オレもまだヤりたりないしさ?」 熱くて、硬いソレが二人の精液に濡れた私の性器を上下にさする。 「……旬平くん、来て?」 「オレの高校生活最後の思い出にさ、学園祭終わるまで、愛し合ってよ?」 「…うん///」 喧騒の裏側 END 〜あとがき〜 初ニーナ裏……撃沈!! ニーナは難しいなぁ。 里夏
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