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背徳の序曲



いつもの様に仲良く三人デート……のハズだった。


琉夏くんとコウちゃんから日曜日にWestBeachに来ないかと誘われたのが水曜日の昼休みのこと。二つ返事でOKして今日に至る。

迎えに来てくれた二人に連れられて、WestBeachに到着してすぐにコウちゃんがお昼ご飯を作ってくれるって言ったのが一時間前。
私も手伝おうとしたら「こっちはいいから、バカルカの子守頼むわ」と頼まれて、間もなくテーブルに並べられたご飯はあっという間に平らげられた。

その後、コウちゃんの部屋に移動してコウちゃんがレコードを選んでる間、暇した琉夏くんが私にじゃれて来た。

「琉夏くん重いよ〜」
「美奈子の肌ツルツルだね。赤ちゃんみたい。ツンツンしちゃえ」

琉夏くんは背後から私を抱きしめて頬を突いたり、頬擦りしてる。

「琉夏くんもスベスベだね」
「マジで? じゃあ、もっとスベスベしちゃお♪」

そう言いながら頬擦りを続ける琉夏くん。

「おい、美奈子嫌がってんだろーが」
「嫌がってないよ? な、美奈子?」
「う〜ん、嫌じゃない…かな?」
「ほら! コウの負け!!」
「端っから勝負なんてしてねぇだろうが…ったく…」

あれ? コウちゃん…なんか怒ってる?

*
*
*

「キャッ!!」

相変わらず私にピッタリな琉夏くんが突然、耳を舐めてきた!!

呆れて雑誌を読みはじめたコウちゃんも私の悲鳴に「どうした!?」と飛び上がる。


「る…琉夏く、ん…耳は…」
「ルカ、悪ふざけも大概にしろ!!」
「悪ふざけじゃない」


引き離そうとするコウちゃんを尻目に、耳を甘噛みする琉夏くんの手は更に私の胸を執拗に揉み始めた。

ダメ…力、入んない…

「んぁ…」

「コウは我慢出来るのかもしれないけど、俺はもう我慢できない」
「ルカ…」

「こんな短いスカートでベッドの上に座って、俺が肌に触れても拒否しなくて…エッチな声まで上げて…」

「…ダメ!!」

琉夏くんの手でフリルスカートがペロンと捲られ、スカートの中がコウちゃんの目に曝された。

「コウも我慢するなよ…」
「…………美奈子ワリィ」

そう、小さく呟いて私の足元に跪くコウちゃん。
直後、私の足はコウちゃんの手によってガバッと開かれた。

*
*
*


「んぁあ…あっ…」

上半身を隠していた衣服は琉夏くんの手で脱がされて、今はソファーベッドの下に散乱してる。

背後から、さほど大きくない胸を揉まれながらの激しいキス…飲み込みきれなかった唾液が顎を伝い、更には胸を揉む琉夏くんの手にこぼれ落ちた。

「美奈子、エロいね。たまんない…」

どちらともつかない唾液を舌に絡めながら、微笑む琉夏くんから目を反らそうと俯く。
すると今度はスカートの中に頭を突っ込んで、ショーツ越しにアソコを舐めるコウちゃんが目に入った。

「///…っ」

唾液と愛液にまみれ、すでに意味をなくした下着が気持ち悪い。
いっそ脱がしてほしいのに…。
足を閉じようとしても、快感に負けた体には思うように力が入らず、寧ろ強請るような動きになってしまった。

「ひゃあっ!?」

途端にアソコの敏感な芽が吸引されて、ビリッと電気が走ったような感覚が駆け抜ける。

「あれ、美奈子イッちゃった?」

再びスカートを捲る琉夏くん。

今度こそビチョビチョの下着にしゃぶりつくコウちゃんを目の当たりにしてしまった。

「おっ、また溢れてきやがったな」
「コウにしゃぶられて、そんなに気持ちいい? それとも、俺に見られて感じちゃった?」

私のソコを琉夏くんの長い指が這う。

「おい、ルカ。脱がすぞ」
「待て、コウ! 俺もそこから見る!!」

琉夏くんがドタバタと動いて、すぐに下半身から濡れた感触が消えた。

「スゲー、糸引いてる…」
「ククッ、濡れすぎだろ? ベッドに垂れてんじゃねーか」

そう言って、コウちゃんが太い指でアソコを下から撫で上げて愛液を掬った。

「イヤ…っあ…」
「美奈子、可愛い。コウ、場所交代して。次は俺が舐めたい」
「へいへい」

代わりにコウちゃんが私の背後に陣取って胸を揉む。
コウちゃんの手が大きい分、私の胸は余計に小さく見える…。

「…んっ///」
「美奈子、ここヒクヒクしてる…ほら」

琉夏くんが下の穴を指でツンツンとつつき始めた。

「ヤダっ…アァ!」

指が膣内にヌルりと入り込んでくる感覚。
自分の知らない場所を暴かれる感じが恥ずかしくてたまらない。

「…ぅ…あっ、ひゃぁ!!」
「すげー…中、トロットロだ」

琉夏くんは中で指を曲げて、気持ちいい場所を探す。
更に二本に増やした指をピースするように広げて、膣内を拡張していった。

「まだまだ狭いけど、だいぶ広がったな…これなら、コウのもたぶん入るよ」
「最初はテメーが挿れろ」
「いいの?」
「…しゃーねぇべ。泣かせたくねぇんだよ」
「優しいなぁ、お兄ちゃんは」
「うるせぇ!!」

「やん///」

大声を出したコウちゃんが急に胸を強く掴むから、痛くて声が出た。

「悪ぃ…」

さっきとは逆に手の平で優しく乳首を撫でられる。

「ふぁ〜///」


「ズルい…美奈子、コウじゃなくて俺に感じて?」

コウちゃんに与えられる乳首への刺激に気を取られていたら、アソコを生暖かくてヌルりとした何かに撫でられた。
確認すれば、いつの間にか上半身裸になっていた琉夏くんが舌で丹念にアソコを舐めていた。

「ここ、超固い。膨らんできたね。プックリしてて飴ちゃんみたい」
「ヤダ、ヤダ///」

恥ずかしいことを言いながら琉夏くんが勃ち上がった芽を舐める。しゃぶりついて、固く尖らせた舌で押してみたり…。

「ダ、ダメ、ダメ!! 止めて琉夏くん! 出ちゃう…なんか出ちゃうから///」
「いいよ、出して?」

琉夏くんがそう言った瞬間、勃った芽が甘噛みされ、果てたアソコからプシャァっ!!と液体が飛び出した。

「イヤァァァァ///」

「おっ、結構噴いたな」
「だな。俺のお手柄!! …と言う訳で、もう我慢出来ないから挿れる。こいつのココも欲しがってるみたいだし…」

怠くて体はうごかない。それなのにヒクヒクと勝手に動くアソコに、熱い塊があてがわれる。

「美奈子、痛いだろうけど、我慢して」
「…うん…」

クチュっと水音が響いた直後、熱くて硬いモノが割り入ってきて、すぐに引き裂かれるような痛みが襲ってきた。

「いやっ!! 琉夏く…ん、痛い! 抜いて、抜いてよぉっ!!」
「大丈夫。すぐ、気持ち良くなるよ…っていうか、まだ半分しか入ってないし…いい子だからね〜」
「…っぁ!」


痛さで泣きそうになっていたら、背中を預けていたコウちゃんにキスされた。

「落ち着け。痛いのは今だけだ…な?」
「う、うん…」

宥めるようにゆっくり口内を舌で撫でられて、大きな手は再び胸を揉みしだきだした。

「…ちぇっ…二人だけでイチャイチャして、また俺を仲間外れにする……」「えっ、琉夏く…んぁ!! ひゃぁ///」

ゆっくり腰を動かして琉夏くんが、ボソッとなにか呟いたかと思ったら、突然腰を強く打ち付けてきた。

「あっ、あぁ////」
「あっ、エッチな声だ。気持ち良くなってきた?」

腰を掴まれて、身体の奥を抉られる。痛いだけだったはずが、いつの間にか痛みは快感になっていた。

「ハァッ、あっ///」
「気持ちいいでしょ?」

「ルカ、バックに変えろ」
「えっ? …あぁ、しゃぶらせる?」
「おう」
「了解。美奈子、ちょっと体位変えるね」
「…ん///」

琉夏くんは器用にも抜かずに私の身体を俯せにして、次いで腰を上げさせた。

―こんな、動物みたいな格好恥ずかしいよ―

「あっ、締まった!! キュ〜って。この体勢好き? そろとも恥ずかしい?」

琉夏くんが強く腰を強く打ち付けるの身体の奥で感じながら、私はコウちゃんから目が離せなくなっていた。

コウちゃんは着ていたシャツを脱ぐと、大きく膨らんだ下腹部を解放しようとジーンズのチャックを下げる。膨らんだモノが邪魔をして、若干開けにくそう…。

それでも、すぐに解放されたものだから、目を反らすつもりだったのに、下着からブルンと飛び出てきたそれを直視してしまった。

コウちゃんのソレはあまりに大きい…そんなの絶対に入らないよ!!

「美奈子、コウの可愛がってあげて?」
「ほら、まず握ってみろ?」

コウちゃんが私の手を掴み、自身に触れさせた。
それは熱く、私が触ることで更に大きさを増し、コウちゃんは呻くような声を出した。

「…くっ…。そうだ…、そうやって、上下に摩ってくれ」

大きく膨らんだ先端から溢れ出してきた汁が手に絡まり、そのヌメリは摩る手の滑りを良くした。滑りが良くなった分、強く握っても摩ることも出来る。


「…うぁ!!」

袋を刺激しながら、試しに汁が溢れる先端を舐めてみた。

「ケホッ…うぅ、苦い〜。…やぁぁん!! 琉夏くん、そこダメ〜〜///」
「やりぃ!! 美奈子のいい場所みっけ♪」
「はっ…ひゃぁっ///」

琉夏くんがソコばかりを集中して突くから、コウちゃんのを摩ることが出来ず、思わず手を離してしまった。
すると、突然コウちゃんに頭を掴まれ、口にコウちゃんのソレが突っ込まれた。

「ンムっ!?」
「悪ィ、美奈子。でも我慢出来ねぇんだ」

*
*
*

後ろでは琉夏くんが激しく腰を振り、前ではコウちゃんが腰を振る。
部屋に響くのは男の荒い息とニチャニチャ、クチュクチュという水音。


「…ふぁ///」

琉夏くんが繋がる少し上の芽を弄りだしたから、また尿意にも似た快感が襲ってきた。

声を出したいのに、コウちゃんの大きいソレを銜えてるから、声を出すことが難しい。ついでに顎が怠い。

「ん〜んぅ! らめぇ///」

―また出ちゃう!!―

そう思った瞬間、絶頂を迎えた私はまた潮を噴いてしまった。
プシュッ! っと噴き出した潮はすぐに勢いをなくし、太股を伝い垂れる。

「美奈子、もうダメ! 出ちゃう!! 受け止めて…ぁっ///」

イった収縮に促された琉夏くんはそう言って一番奥まで侵入してきた。すぐに熱くてドロリとした液体がドプドプと子宮口に吐き出される。

「あぁ、熱いよぅ!!」
「クソ、ダメだ俺も出す…くっ!!」

そんな切羽詰まった声が聞こえたと思ったら、口からコウちゃんのソレが抜かれ、すぐ顔に熱い粘液が飛んできた。

「ぃやぁ///」

独特の生臭さと苦味がある精液が口に少し入る。

二人分の精液を浴びて、まだ力の入らない身体は四つん這いで獣のような体勢のまま。

「ハァッ、っあぁ///」
「ルカ、変われ」
「ハイハイ」

大きな手が腰を掴み、また熱い塊が私のソコに当たり、直後に熱い塊はグプリと胎内に侵入してきた。

「ふぁっ///」
「…痛くねぇか?」

コウちゃんのそれは琉夏くんのより大きくて太いのに、琉夏くんにしっかり慣らされたソコはもう痛くはない。むしろ…

「…だ、だいじょぶ…痛くない…あぁ! 気持ちいぃ///」

コウちゃんに奥まで突かれて善がっていると、私の前に来た琉夏くんが私の頭を撫でる。

「俺の汚れちゃったから、舐めてキレイにして?」

*
*
*

「あっ/// 美奈子、出すから…飲んで!!」

「ンっ…んぐ///」

琉夏くんが口の中に吐き出した精液を飲み込む。その量の多さに吐き出したいのに、琉夏くんは私が飲み込むのを見守る様に口から自身を抜いてくれない。
私は琉夏くんの自身の先端だけを唇で加えるようにしながら必死に飲み込んだ。

「飲んだ?じゃあ、舌で先っぽ舐めてキレイにしてね」

琉夏くんが口から抜いた瞬間、私の上半身は持ち上げられた。
所謂、背面座位でコウちゃんに貫かれてる。

「あっ、あぁ…深い///」
「気持ち良いんだろうが?」

興奮で荒い息を繰り返すコウちゃんにガクガク揺さぶられて、私の意識は朦朧としてきた。

「美奈子、めちゃくちゃエロい顔…おっぱい揺れて、涎垂らして…ねぇ、キスしよ」

正面から胸を揉みながらキスを強請る琉夏くんと舌を絡ませ合っていたら、琉夏くんに手を引かれ、再び膨らんだ自身を握らされる。擦ればまた粘液が溢れてきた。

「美奈子、中に出すぞ…!!」
「んっ! ん〜〜ァッ///」

「俺も…美奈子に掛けちゃお///」

*
*
*

「ヤっちまったな…」
「だな…コウが盛るから」
「最初に盛ったのはテメェだけどな」

「……結果オーライ?」

ゴンっ!!

「イテっ!」

*
*
*

「ハァ…どうなっちまうんだろうな…俺たち」

そんな声が聞こえて目が覚めた。今のはコウちゃんの声…。

「俺は美奈子を離さないからな」

今度は琉夏くんの声…。

「俺だって…そりゃ…」
「じゃあ、いいじゃん。俺たち二人で美奈子を愛せばいいんだ」

―二人が? 二人で私を愛してくれるの?―

間違った選択だと思う…でも…今更、私にはどちらかだけを選ぶなんて出来ない。
だから、私も二人の考えに賛同するの。

身体が怠くてしかたないから、もう少しだけ寝て、次に目を覚ましたら…私の気持ちを伝えなくちゃ。
私が二人より先に、このわがままな関係を願い出れば、二人の罪悪感を軽くしてあげれるかもしれないから……。


の序曲



END


〜あとがき〜

初3○!!←伏せてみる
複数プレイは難しいです。精進しないと!


里夏

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