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花盛りの恋人たち

バイト中に美奈子がケガをした。指先を少し切ったみたいで血が出てる。
大したケガじゃなくて良かった…早く手当てしなくちゃ。



店長に「二人とも、そのまま休憩に入っていいから」って言われたから俺と美奈子は休憩室に来た。


「ねぇ、大丈夫だよ? これくらいなら自分で手当て出来るし」
「オマエ、ケガしたの利き腕だろ? 自分じゃ、やりにくいじゃん」


美奈子を椅子に座らせた俺は、用意した救急箱をテーブルに置いて美奈子の隣の椅子に陣取った。
手当てしようと美奈子の白くて小さな手を自分の手に取った途端、心に僅かな欲が燻りだす。


(ヤバい…ヤりてぇ)


美奈子に触れるだけで胸が熱くなって、心が満たされる感覚…初めて美奈子を抱いた時から俺はすっかり欲深くなったみたいだ。


切れて血が出てる人差し指を、俺は口元に運ぶ。
美奈子の驚いた顔を視界の端に捕らえながら、舌を出して血を舐めてみた。

「るっ、る、琉夏くんっ!?」
「残念、甘くない」
「何してるの、そんな…甘い訳ないよ。あの、手当て…」

俺の真意が読めずに慌ててゴニョゴニョと呟きながら、ふためく美奈子は可愛い。


「唾液には治癒効果だっけ? それが、あるって言うだろ。だから舐めてあげる」


悪戯っぽく笑って見せて、パクッと指を口に含んで舌を絡ませる。
顔を真っ赤にした美奈子が指を引っ込めようとするから、細い手首を掴んで阻止。


ちゅぱちゅぱと指をしゃぶってたら、ヤバいくらいに下半身の俺が反応をした。
思い浮かぶんだ…今舐めてるのは俺だから少し違うけど、美奈子が俺に奉仕してくれる情景…。

その小さな口で、可愛い唇で、必死にデカくなった俺のしゃぶって愛撫してくれるオマエを…。


ふと、自分の下半身を見ればエプロンを持ち上げる自分がいた。
あぁ、もうダメだ…。


「美奈子……」


銜えた指を名残惜しくも口から離して美奈子を呼んだ。
こちらを恥ずかしそうに見る美奈子を瞳に映したら、理性なんて簡単に弾け飛ぶ。

掴んだままの手首を膨らんだ自分の下半身に触れさせた。

「きゃっ!! なっ、なに!?」
「オマエがあんまりカワイイから、俺の…大きくなっちゃったみたい」
「知らない…私のせいじゃないよ…」
「このままじゃ、仕事出来ない。だから…俺の舐めて?」


美奈子は真っ赤な顔で首を横に振りながら拒否の言葉を吐いた。


「ダメ! …こんな場所で…誰か来たら…」
「大丈夫。今なら誰も来ないよ」
「…っ、でも…」
「オマエが慰めてくれないとさ…俺が勃たせてるのお客さんに見られちゃうよ? それでもいい? ほら、最近よく来るOLさん…アプローチ激しいんだ」

美奈子の耳元でそう囁けば、美奈子の身体がピクンと反応した。
最近しつこくアプローチしてくる女の客がいる。正直、鬱陶しくて仕方ないけど今は役に立つ。


「俺のこんな姿見せたら…どうなるかな? ホテルに連れ込まれて、俺犯されちゃうかも」


もちろん誘われても、乗らないよ?
俺は美奈子じゃなくちゃ嫌なんだ…オマエとしかえっちしない。だから、今もオマエとえっちしたくてしょうがないんだ。


「…わかった。私、やるから、だから…誘われても行かないで…」
「大丈夫。俺は絶対行かないよ。大金積まれても行かない」


卑怯なやり方だってことは承知してる。でも、今の俺は悪い子だから……。



※※※※※※※



椅子に座る俺の前に美奈子が膝立ちして、エプロンをめくりファスナーを下げようとした。
デカくなった俺が窮屈そうにそこでテント貼ってるせいで、美奈子はファスナーが開け難そう…。


ぶるんと飛び出た自身からは先走り汁が溢れてて、飛び出た勢いで美奈子の頬に少し飛んだ。

「ほら、先走りが垂れないように舐めて。ズボン汚れたらバレちゃうよ?」

グロテスクなモノに美奈子の可愛い手が添えられるだけで気持ちが良くて、先走り汁を追った小さな舌が幹を這えば、あまりの気持ち良さから「…あっ」と声が出た。

素直な自身は快感に比例して、先走りをどんどん溢れさせる。
垂れた汁を追って、袋まで丁寧に舐めしゃぶる美奈子はテクニシャンだ。俺の教えの賜物?


「んっ…」
「きもひいい?」
「うん、ヤバいくら、い…」

快感に浸っていたら、亀頭が熱に包まれた。

小さい口にデカい自身を頬張るのは大変だと思う。なのに…気持ち良さで、更に体積を増してしまい美奈子を苦しめる。


「…んむ」
「辛い? ごめんね。でも俺も辛いよ…デカくなりすぎて痛いんだ…もっと激しくして…そう上手」


尖らせた舌を先端の窪みに捩込むようにされたら一気に射精感が込み上げてきた。
美奈子の頭を撫でながら、さりげなく顔を股間に押し付ける。

「…んぐ、む…ん」

喉奥まで突っ込まれながら、美奈子は必死に唇に力を入れて扱いていく。

美奈子の愛撫が激しくなり、いよいよ我慢出来きなくなった俺は強く腰を振ってしまった。

「美奈子、俺…もう出ちゃう!! …んぁ! 出すから、全部飲んで…くっ!」
「…!? ん…んぐっ、ん」


ビュルビュルと美奈子の喉奥に吐き出される精液は場所が場所だけに興奮してるのか、いつもより沢山出た。

零さないように自身は美奈子の口に突っ込んだまま…ゴクリと喉が動いたのを見届けてから自身を引き抜いたものの…あらら元気いっぱい!!


「ごめんね、美奈子…こっち来て?」


トロンとした眼差しを向ける美奈子を立たせて、壁に背中を押し付けた。

「…琉夏くん?」
「やっぱり、オマエに挿れたい…声我慢してればバレないから」

美奈子のズボンを下ろして下着に触れたらクチュっと濡れた音がする。
擦れば下着越しにも指は愛液に濡れ、指を離せば指と下着を繋ぐ透明な糸が光った。


「俺のしゃぶって興奮しちゃった?」
「違う……ひゃあっ!」
「違わないだろ? こんなに溢れさせて。ほら、一気に2本入ったよ?」

指を突っ込み、グチュグチュと掻き回してやれば、ソコは締まりながら更に愛液を垂らす。

「スゲー……涎ダラダラだ。俺の指、美味しい?」



休憩室に響く、不釣り合いなグチュグチュという水音と甘くて荒い呼吸。

美奈子は俺の肩に頭をもたれ掛けて快感に堪えていた。
今や3本の指を銜えたソコは、せわしなく収縮を繰り返していて動かしにくい…そろそろいいよな?


「美奈子、挿れるよ?」

親指で少し上の突起をグリグリ押し潰しながら、美奈子に問えば「は、はや…く来て…」と、おねだりされた。
じゃあ、美奈子のために頑張っちゃおうかな♪


片足を腕に抱えて挿れやすくしたら、愛液が滴る膣口に張り詰めた亀頭を宛がい、ズプズプと押し込む。

「ぅあっ!! あっ…んっ、ん…っ」

思わず声が出た美奈子が慌てて口を手で押さえた。
面白くない…けど、今は声出させる訳にもいかないからね。
乱れた美奈子を見てもいいのは俺だけだ。

俺の愛撫にだけ感じて、俺を受け入れて、俺にだけ乱れればいい。

いつ誰が入ってくるかもわからない場所、窓のカーテンも引き忘れたから覗かれてたらアウトなのに…俺イカレてるな。


美奈子の背中を壁に押さえ付けるようにして、最初から激しく腰を振った。

グチュグチュ、ズブズブ…


美奈子のいい場所を的確に突いて、ひたすら絶頂に誘う。



「美奈子、スゲーえっちな顔…そんなに気持ちいい?」
「あっ、あ…奥、気持ちいぃ…っ!」
「もっと気持ち良くしてあげる」

美奈子が一番よがる場所を集中的に突いたら、美奈子も腰を振りだした。


ずちゅずちゅ、グチャグチャ…ヤラシイ音が響く。


さっきから痛い位に締め付けられてるんだけど…美奈子、もうイッちゃいそう?
恥骨を美奈子の勃ち上がった突起に擦り付けるように腰を動かして、最奥を叩く。


「…ひぁ!? る…琉夏、く…ん! んっ…んん…我慢、出来な…いぃ」
「声? それともイクこと? もうすぐだから、あと少しだけ我慢して」


耳元で囁けば、更に締め付けられる自身。
負けじと子宮の入口をノックすること数回…中がこれまで以上に締まり美奈子が果てた。

「俺もイク…ゴムないし、汚しちゃいけないから中出すよ?」

絶頂の余韻で力なく、コクコクと頷く美奈子の子宮口に亀頭をピッタリと押し付け

「はっ…っ、出る!」

ビュルビュル、ビュクビュク…と射精した。

「ぁっ! 琉夏くん、熱いよ…」
「…ん、オマエの中も熱いよ。気持ち良すぎて止まんない…」

さっき、あんなに沢山出たのに、まだ出てる。


長めの射精がようやく終わり、幸いにも手近にあったティッシュを手に取った。
吐き出した精液が零れないように抑え、ズルリと美奈子の胎内から自身を抜く。

抜かれるのが寂しいのか美奈子のソコはキュッと俺を締め上げた。
可愛い…こんな状況じゃなければ、期待に応えてもう一発やるのに。


身なりを整えてから、換気するために窓を開け、ふと時計を見れば休憩時間終了まで残り8分。


「琉夏くん、私お手洗いに行ってくるね」


ケガした指に絆創膏を貼った美奈子がそう言って席を立った。

「は〜い。いってらっしゃい♪」

バイト終わったら、もう一回…あぁ、今日はコウがいたな。
家がダメならホテルか?
駅前に安いホテルあったし、まだ足りないんだ…。



※※※※※※※



用を足してソコをトイレットペーパーで拭った美奈子はドロリとした感覚に驚いた。
確認すれば…ペーパーにベッタリと付着する大量の白い粘液。


(ナプキン持ってて良かった…琉夏くん、出し過ぎだよ)


トロリと垂れてくる白い精液で下着がこれ以上、汚れないようにナプキンを着用してトイレを後にした。


(店長たちに、えっちしてたのバレてたらどうしよう…)



※※※※※※※



ガチャリと扉が開いて、美奈子が帰ってきた。


「おかえり。仕事戻ろっか?」
「うん」



店に続くドアに手を掛けて、開ける前に一言だけ…

「美奈子、バイトの後って空いてるだろ? 駅前のラブホ行こ?」

美奈子の目が真ん丸く見開かれる。


「俺、まだまだ足りないんだ。美奈子不足だから…もっとオマエを感じたい」


フリーズする美奈子に構わず、ドアを開けたら再び仕事タイム。


楽しみは後のお楽しみだ♪








END


〜あとがき〜

『アオゾラカンソク』への提出作品。

こちらは自サイト限定特典のあとがき付きです。
なんの得にもならない特典ですね。

仕事中に手を紙で切ったのがきっかけでこんな話になりました。

それから、数日はボーッと仕事しながらストーリー考えたりしていた私…気を抜くとニヤニヤが出るので必死にポーカーフェイスを装っての構成…たぶんニヤニヤは出てたと思います。


「仕事中に何考えてんだ!!」って思ったあなた…正しいですよ!!


里夏

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