寒空なれど暖かな日々 「美奈子って…おっぱい大きいよね?」 「っ…ふぇ!? ゴホゲホ!!」 昼休み…屋上で昼ご飯を食べていた美奈子を驚愕させる発言が突然、琉夏の口から発せられた。 3月と言えど、まだまだ寒空の下で食事をするものは少なく、数人居た他の生徒も琉夏からおかずを取られる事を危惧して退散してしまった。 もっとも、最近は美奈子が琉夏と琥一の分のお弁当を作ってきてくれるので琉夏による“おかず強奪事件”はなくなったのだが、おかず強奪のイメージが定着してるようだ。 「ほら、今みたいに厚着してても胸がしっかりわかるし」 飲んでいたお茶が変な場所に入ってしまい、むせる美奈子の背中を摩りながら琉夏はまだ続ける。 「エッチしてるときも大きいなぁって思ってたんだ。お前が恥ずかしがるから言わなかったけど…ねぇ、今触っていい?」 「ダ、ダメだよっ! なに考えてるの!?」 「いつも言ってるじゃん、俺はエッチだよって?」 「きゃっ!!」 琉夏は背中を摩っていた手を前に運び、背後から胸を触り始めた。 制服に隠された大きめの胸が琉夏の大きな手に揉まれて形を変える。 「琉夏く、ん…! ダメ…ダメだよ!!」 「俺はダメじゃないよ?」 「だって、こんな…」 美奈子があたりを見回す。 「ほら。誰もいないから大丈夫だって…続きしよ?」 「えっ、続き? って…あっ!!」 顔を真っ赤にする美奈子に琉夏の欲が煽られる。 「そんなにここが嫌なら、保健室でも行く? 室内だけど、ここより危ない…それでも、いいなら移動しよ?」 「いい…ここで、いいから」 「了解」 僅かな理性で美奈子をなるべく人目に付かない角にして移動させた。 「ここなら、少しは隠れられるから」 そう言って琉夏は美奈子の唇を塞ぐ。 季節と場所が場所だけに服を脱がす事は出来ず、そんな情況が琉夏をより興奮させた。 舌を絡ませ合いながら、ブレザーの前を開き、ベスト越しに美奈子の胸を揉む。 程なく白いシャツの中にまで手を侵入させた琉夏が、下着を押し上げて直に触り始めた頃には美奈子も甘い声を上げ始めた。見られるかもしれない危ない情況に流される。 「んぁ…琉夏くん…」 「美奈子、気持ちいい?」 「うん…気持ちいいよぉ…アン!!」 素直に快感に溺れる美奈子に気を良くした琉夏がツンと勃った乳首をキュッと摘んだ。 琉夏の冷たかった指も、すでに美奈子の体温に触れて温かい。 「本当はおっぱい吸いたいけど、今日はなしね? その代わり、いっぱい触ってあげるから」 「あぁ…んっ!!」 痛いくらいにつねってみたり、触れるか触れないかの微妙な加減で撫でてみたり…。 しばらく乳首への愛撫を続けていたら、昼休み終了のチャイムがなってしまった。 「あっ、チャイムなっちゃった…美奈子どうする?」 乳首への愛撫を続けながらの質問。 「…い、や…やめないで…」 「了解」 琉夏の手が美奈子のスカートの中に潜り込み、下着越しに秘部を押せば、クチュクチュと水音が響く。 「美奈子、凄い濡れてる。オマエ恥ずかしいと濡れちゃうもんな? パンツ、ビチョビチョだし透けてる」 下着の中で主張する芽を押せば美奈子の腰が浮いた。 「ひゃぁっ! 琉夏く、ん…ダメ!!」 「ダメじゃないだろ? ここ膨らんでるのバレバレだ」 グリグリと押し潰すように刺激すれば、美奈子は生理的な涙を流しながら琉夏の首にしがみついた。 「ちょっと、このままね…ほら、ビチョビチョのパンツ脱いじゃおうな?」 片手で芽を刺激しながら、器用にパンツを下ろす。 膝まで下ろしたところで右足を持ち上げて更に下ろせば、ショーツは美奈子の左足首にシュシュの様に丸まっていた。 「これで動かしやすくなったな。指入れるから…」 「やあぁぁぁん!!」 琉夏の指が一気に三本、秘部に差し込まれた。 溢れ出した愛液が手伝って美奈子に痛みはない。 それを承知で琉夏は指の動きを速めた。 熟知してる最も感じる場所を集中的に攻め、腰に添えられた手は快感に動く腰をがっしりと支え、美奈子が逃げることを許さない。 「琉夏、くん…ダメ! そんな激し…んっ!!」 唇を唇で塞ぎ、プックリ膨らんだ芽を押し潰すこと数回…美奈子の膣内はギュッと締まり、くわえ込んだ琉夏の指を痛いほど締め付けた。 「ハァ…ハァっハァ〜」 「液が手首まで垂れてる。ほら」グプっと膣内から抜いた手を見せれば、美奈子は顔を背けた。 「指だけでイっちゃったな? 俺の指、そんなに美味かった?」 美奈子は顔を真っ赤にしたまま、フルフルと首を横に振る。 「そっか…オマエは素直じゃないね」 「えっ…きゃっぁ!?」 下半身に走った突然の強い衝撃と比例する快感に美奈子の思考は持って行かれたか。 「エッチな美奈子ちゃんは指より太くてデカいこっちがお好みだもんな」 「いやぁ〜っ、ちっ、違うよ! んぁ!!」 「違わないだろ? こんなエロい顔してヨガって、腰動いてるじゃん」 琉夏にいきなり突っ込まれ、最初からガンガンと奥を突き上げれば、美奈子は振り落とされまいとした更に強く琉夏に抱きついた。 「ハァ、アッ/// オマエ、カワイすぎるって!!」 少し強めに腰を打ちつけてみたものの対面座位のままでは腰を動かしにくい。 そこで琉夏は美奈子を抱き締めたまま、身体を前に倒して屈折正常位に持ち込んだ。美奈子の膝を腕に抱え込んだからさっきよりずっと動かしやすくなり、より速く、深く腰を振る。 「フッ、ハッ…アァ!」 声を我慢しても、それでも抑えきれない喘ぎ声が漏れる。 「美奈子、もう少し声我慢しないと…聞こえるかも…」 琉夏から指摘されて、美奈子は慌てて口を両手で塞いだ。 着衣を乱して、口を塞ぎ、真っ赤な顔は今にも泣きそう…そんな美奈子を見てたら琉夏の中に背徳感が駆け巡る。 ―無理やり犯してるみたい…― 腕に抱える美奈子の足を自分の肩に乗せて、琉夏はラストスパートをかけた。 ゴリゴリと子宮口を抉られるような、痛みさえ伴う強烈な快感に美奈子も限界まで追い詰められる。 「あぁっ! あ、あっ、ぃや…もう無理ィィィ!!」 「ダメだ、俺も…イク…!!」 「あっ! ぅんんっ///」 果てた琉夏が我慢出来ずに、勢い良く白濁を流し込めば、その感覚に美奈子も絶頂を迎えた。 子宮口を叩くように吐き出される熱い精液…その量は多く、入りきらなかった分が二人が繋がる僅かな隙間から零れた。 * * * 「…背中痛くない?」 「大丈夫だよ。ねぇ制服の背中、擦れてない?」 そういって美奈子は後ろを向いて琉夏に確かめて貰う。 「擦れてないよ。ごめんね、張り切り過ぎちゃった。俺、若いね。これがやりたい盛りってやつかな?」 「もう///」 寒空なれど暖かな日々 END 〜あとがき〜 昨年の12月から放置してたものをやっと完成させました。 最初の方の『3月と言えど〜』の一文が放置を続けた分、何度か変更された(笑) 里夏
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