Little☆Santa☆Girl 久しぶりにクローゼットの中を整理していたら…高校時代にカレンさんから貰ったサンタワンピースが出てきた。 ―懐かしいなぁ― Little☆Santa☆Girl ハロウィンを終えた世間はもう、クリスマスムード一色。 それは見てるだけでクリスマスムードを誘う。 付き合ってた頃から、クールな反応の嵐くんとは反対に私はクリスマスが楽しみだったタイプ。 今年は結婚して初めてのクリスマス…これまで以上に何故かワクワクしちゃう。 私は若干埃臭かったサンタワンピースを洗濯機に放り込んだ。 ―翌日― 一日、しっかりとお日様の光を浴びた、柔軟剤のいい香りがするサンタワンピース。アイロンを掛けて試着したら…ピッタリだった。 わかっていたけど安心しちゃうのが乙女心なのだと思う。 嵐くんが仕事から帰るまで、あと1時間ほど…サンタワンピースのまま出迎えてみようかな? ※※※※※※※ 「ただいまぁ」 「おかえりなさい♪」 「あぁ…?えーと……なにその格好?」 「懐かしいでしょ?」 嵐くんの前でクルクルと回ってみせたら…呆れられた。 「まぁ、懐かしいけど…なんで着てんの?」 「えっ? あぁ…うん、なんでだっけ?」 懐かしいから着た訳だけど、よく考えれば確かに私はなんで今着ようと思ったんだっけ? 「…ん〜ん?」 しばらく考えてたら嵐くんが口を開いた。 「意味ねぇんか…じゃあ、ヤるか?」 「何を? 「セックス」 「…ハイっ!?」 「せっかく着たんだし、なんかしないと勿体ないだろ?」 「なくない! 脱いでくる!!」 冷静になったら急にクリスマスでもないのにサンタ服に身を包む自分が恥ずかしくなった。 加えて、嵐くんの発言…慌てて着替えに行こうとしたが、逃げ出す私の手首は嵐くんの大きな手に掴まれていた。 「逃げるな。ほらするぞ」 「じゃあ、せめてベッド行こ?」 「ここでいいだろ? たまには場所変えた方が刺激になる」 新婚の私たちに刺激はまだ必要ないよ――そう言いたかったけど、嵐くんは得意の悪い笑顔を浮かべてる。 あの顔をした時の嵐くんには何を言っても無駄……私は嫌と言うほど知っている。 嵐くんが顔を近付けてきたから私も大人しく目を閉じた。 瞬間、重なる唇がくすぐったい。 嵐くんはしばらく唇を啄んだり舐めたりした後に舌先を私の咥内に滑り込ませてきた。 咥内に舌が入った瞬間にそれまでの優しいキスは一気に激しくなる…私たちのいつものキスだ。 貪るように嵐くんの舌が私の舌に絡み付き、吸われる…あまりの激しさに溢れた唾液が口の端から垂れてきた。ロクに呼吸も出来ずに頭もクラクラとする。 それでも今だに激しく咥内を蹂躙する嵐くんの厚い胸板を叩けば、ようやく唇は離された。 舌と舌の間を銀色の糸が伝う様がいやらしさを煽る。 でも、ムードを必要としない嵐くんはすぐに私を抱きしめたまま器用に私の胸を服の上から鷲掴む。 「はぁ…あっ!! あ、嵐くん…ちょっと痛いよぉ」 「ワリィ、でも抑えられねぇから我慢してくれ」 「ひゃあ!! あっ…あぁっ!」 胸を揉んでいた手が背中側にまわり、スカートがめくられた。 しばらく、ショーツ越しにお尻を揉んでいた嵐くんの太い指がショーツの隙間から入れられた。 割れ目をなぞられれば、玄関には似つかわしくない水音が鳴りはじめる。 ―クチュクチュ― 「美奈子…おまえ、嫌々言ってるのにスゲー濡れてる…厭らしい奴」 「違う…嵐くんが触るから…ふあぁっ!!」 「違わねぇ…ほら、一気に三本も指入っちまった。締め付けもスゲー…」 意地悪な事を言われてるのにソコは、より蜜を溢れさせて嵐くんの指を締め付けてしまう…私、本当に厭らしい…。 「あぁっ…んっ!! そこ、そこダメ!!」 「ここ好きだよな、おまえ」 嵐くんの空いてる左手が前からショーツに入り込み、主張を始めた芽を押し潰し始めた。 ―グチュクチャ、ズプっちゅぷ グリグリ― 中から外から私は性感帯を攻め続けられて一気に絶頂へと追いやられた…。 「あっ、あぁ、イク! イッちゃう!! んぁ、ひゃぁぁぁっ!! …あ、あぁ…」 体が崩れないよう嵐くんのワイシャツを必死に掴んでイッてしまった…一瞬、頭の中が真っ白になったと思えば、腰が砕けたようになって…座り込んでしまった。 太股に垂れる蜜がフローリングに小さな水溜まりになってる。 早く、もっと大きな刺激が欲しい… 「美奈子…次はおまえが俺を気持ち良くする番」 「…へ?」 「手と口で俺をイかせろ」 口淫…したことはある…けど恥ずかしくて仕方ない。 嵐くんの下半身を見ればソレは膨らみズボンを押し上げていた。 思わず目線を床に移せば嵐くんに急かされる。 「俺を満足させたら挿れてやる。ほら早くしろ」 刺激欲しさに下半身に手を伸ばしてチャックを下げれば…嵐くんのものから溢れた先走りが下着を濡らしていた。 私を見て欲情してくれてる…。 それが嬉しくなり、やる気を起こす自分に呆れながらズボンを下げて下着も降ろした…勃ち上がったものが若干邪魔をする。 取り出した嵐くんのソレは何度見ても大きくて気後れしてしまう。 震える指先で触れればピクッと反応したソレ―軽く触れられる感覚がくすぐったいらしく、頭上から「ちゃんと触れ」と声が飛んできた。 言われた通りにしっかり両手を使い、少し強めに扱いてみれば今度は「うわっ」という声が降ってきた。 ソレの先端から垂れてくる先走りを指手に絡めて、強めに扱けば、嵐くんが吐息混じりに喘ぎ声を漏らしはじめた。 「ぅ…ぅあ…はぁ」 私が嵐くんをこんな風に乱してる…普段は私ばかりが攻められるから新鮮かも…もっと見たい。 私より嵐くんを気持ち良くしてあげたい…。 そんな感情に浮されて、太い幹を扱いていた右手の親指をソレの先端の窪みに宛がってみた。 途端に嵐くんの強靭な腰が引けた…弱いんだここ。 先走りが絶えず漏れ出すソコを指でグリグリしてみる。直視は苦手だけど触り心地がよくて癖になりそう…。 「美奈子…もういい!! そこばっか触るな…くっ」 「キャッ!!」 嵐くんの制止も聞かずに弄り続けていたらソレは暴発して、私の胸元に白濁がかけられた。真っ赤なワンピに白濁が目立つ…。 「かかっちまったな。脱げ。これ以上汚したくないだろ?」 「…うん」 ※※※※※※※ 手や指、更には胸まで使い嵐くんの高ぶる自身を奉仕していた私の顔や体は自身が何度も吐き出した白濁で白く染まっていた。 何度目かの白濁を勢いよく吐き出した嵐くんの自身を今日初めて口に加えようとする。 何度しても抵抗があるし、ネバネバして青臭い苦味のある精液を飲むのは大変だけど、幸い嵐くんは口の中に出した後は吐き出させてくれる。 でも今日は…飲んであげたい。 繰り返される愛撫により更に膨張した自身は思わず「…大きい」と声に出してしまうほどに大きい。 私の呟きを聞いた嵐くんは「大きい方が好きだろ?」なんて悪い笑みを浮かべてる。 確かにこれで中を突かれるのは、たまらなく気持ちがいい…でも口に含むのは辛いんだよ? そう思いながらも先端にキスをして頬張る…途端に口の中はいっぱいになり鼻呼吸を余儀なくされた。 先端の窪みに舌を絡めて精液混じりの先走りを舐め取る…苦手だけど嫌いじゃない。 舌を使い裏筋を舐め始める頃には、嵐くんの腰は自然と動き出していた。 やがて、嵐くんは私の後頭部に手を置いて「悪ぃ」と呟くと腰を大きく動かしはじめた。 喉奥を突かれる度に込み上げる吐き気に耐えていたら、「くっ…」という呻き声と共に咥内に熱い白濁が吐かれる。 出し切った嵐くんが自身を引き抜けば、唾液と精液が混じった粘着液が私の咥内と自身を繋いでいた。 慌ててティッシュを探す嵐くんをよそにゴクンと喉を鳴らして飲み込めば「馬鹿! 飲む奴があるか!!」と怒られる。 「だって…嵐くんの…だっ、たから…いいかなって」 口端から垂れる白濁を指で掬い、口に含めばやはり苦い。 俯いてた顔を上げて嵐くんの顔を見ようとしたが視線が顔に行く前に復活した自身が目に入ってしまった。 「…ひゃっ!!」 突然、腕を引っ張られて立ち上がらされた。 私の腕を掴む嵐くんの目は熱に浮されているみたいに欲を孕んでいて、そんな瞳に見つめられるだけで私のソコは蜜を零す。 さっきまで、嵐くんを攻めることに必死になって忘れていたがソコが疼いて仕方ない…早く欲しい。いっぱい突いて欲しい。 そんな私の欲情を見透かしたように嵐くんは私の腰を引き寄せると、耳元に口を寄せ命令を囁いた。 「首に腕回せ」 耳にかかる吐息に再び崩れそうになる腰。 慌てて命令通りに首に両手を回したら、頭を撫でられた…嵐くんの大きな無骨な手で撫でられると安心できる。 ホッとしたのも束の間…頭を撫でていた手は空いた手と共に私の腰に…そして一瞬の後に持ち上げられ… 「きゃっ!! っ…あう!」 下から突き上げられた。 体が宙に浮いている状態…落ちないように首に回した腕、そして咄嗟に腰に絡み付かせた脚にギュッと力を込める。 脚を床に付けないから自分の重みで、より深く嵐くんのものを飲み込んでしまった。 ※※※※※※※ 「あぁっ、いや…奥…ひゃあぁぁぁ!!」 何度も奥の奥を突かれて気持ちいい反面、少し痛い…しかし、嵐くんはさっきからまるで腰の動きを弱めてくれない。 それどころか激しさは増すばかりだ。 落ちないように首にしがみつく腕に力が入ってしまうから痺れてきた。 私の背を壁に押し付け、突き上げ続ける強靭な腰は勢いを失うことを知らないかのよう…。 それは嵐くんの精力にも比例しているのか、先程から何度も私の中に白濁を吐き出してるのに今尚、何度も白濁を吐き続けている。 中に収まりきらずに溢れた白濁はお互いの精器や脚を伝い漏れてきていた。 ―もう、ダメ…― イキ続けた意識は朦朧としてきた。頭に靄がかかったみたい…。 「あうっ!! いやぁ、あ〜っ…ひゃっ…あっあ、あぁぁぁ!!」 これまで以上に激しく子宮口を突かれた瞬間、イクと同時に意識は薄れていった。 最後に認識したのは中に何度目かの暖かさが広がった感覚。 ※※※※※※※ ふと、目を開けたら見慣れた天井が見えた。 体には掛け布団が掛けられ、布団に寝かされてると理解できる。 「押忍。体大丈夫か? 悪い、また無理させた。背中痛くねぇ?」 「うん、大丈夫…あっ! 玄関の掃除しないと!!」 慌てて起き上がろうとしたが、嵐くんに肩を掴まれて布団に戻された。 今ので背中が痛くなったよ…。 「全部やっといたから、おとなしく寝てろ。おまえが床に垂らした分も俺が壁に飛ばした分もちゃんと拭き取ったって」 「……ありがとう///」 嵐くんは相変わらずストレートな物言いをするから恥ずかしくなる。 打ち付けた背中と同じくらい顔もジンジンしてきた。 「そうだ…なぁ、クリスマスにまたあの服来てくれねぇ?」 「なんで?」 あぁ、嫌な予感がする… 「サンタプレイしたい」 やっぱり。 END 〜あとがき〜 Holy Nightに提出した小説です。 ちなみに激裏企画(笑)でした…ハードル高いぜ!! 開き直ってガッツリエロにしたつもりです・ あくまで、つ・も・り!! それはともかく他の豪華参加者様の作品が楽しみです。ウフフッ♪ 里夏
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