琥一 夏休みのある日…美奈子は両親が旅行中に風邪で寝込んでしまいました。 しかし、両親の邪魔をしたくない一心で連絡もしないで一人で耐えていた優しい美奈子。 そこに胸騒ぎを感じた彼が心配して来てくれました…。 〜琥一編〜 美奈子が風邪でダウンしちまった。 食欲のない美奈子にどうにか擦ったリンゴを喰わせたら、次は薬を飲ませる。 「オラ薬だ、起きろ。…あ? 辛いならそのままでいいから口開けろ、飲ませてやるから」 「…口移し?」 「馬鹿! ンなんじゃねぇよ!! …あれか? ……やって欲しいのか?」 熱のせいか、発言のせいか…顔を真っ赤にしながらも美奈子が小さく頷きやがった。 マジかよ…熱で頭ヤラレてんのか? いつもの恥ずかしがり屋の美奈子からは信じられない積極性に正直、戸惑う。 だが、美奈子からの珍しいおねだりだ…潤んだ目に急かされてる気がして、自分の口に薬を放り込み、水を含んだ。 薬を美奈子の口に流し込んだら、舌が絡みついてきた。 熱い舌が俺の舌に積極的に絡みつく…。 ―クチュ…クチュ…ピチャピチャ― ヤベ、スイッチ入ったか… その気になった俺が性急に舌を絡み付かせてやれば、若干美奈子が引きやがった。 逃げようとする舌を追い掛けて、美奈子の頭を右手で固定したら…そのまま左手で腰を引き寄せる。 しばらく、しゃぶり付いていた唇を離したら美奈子の口元にどちらのものかもわからない唾液垂れた…とんでもなくエロい。 ダメだ…収まんねぇ。 下半身に居座る、もう一人の俺が完全に目を覚まして頭をもたげてる。 美奈子に無理させるつもりはなかった。 でも体が反応してしょうがねぇ…。 「悪ぃ美奈子、一度だけヤらせてくれ」 ※※※※※※※ 美奈子を俯せに寝かせ、腰だけを上げた体勢にする。 散々、俺に弄ばれて濡れたソコに自身の先端を突き入れれば、いきなり搾り取られるような締め付けの熱い歓迎を受けた。 パジャマの上はボタンを全部外され羽織っただけの状態、ズボンは脱がせて、下着は左足の踝に引っ掛かってる。 真っ裸よりイヤラシイなこれ…犯してる気分だ。 「ひゃああっ! ああ…うっ、あっ…あっ、ああぁっ!!」 最初から勢いをつけて激しく抜き差ししてやれば、熱に浮された美奈子が声を押さえることもなく大声で喘ぐ。 こいつの親がいなくてよかったな…まぁ、親がいりゃあ、俺もこんな事しなかったんだろうがよ。 そんな事を考えながら、上半身のパジャマをめくり上げて背中を舐めたり、背後から胸を揉んだり…ひたすら攻め続ける。 腰を突き上げる動きからグラインドに変えれば、美奈子の啼き声が少し変わった。いい場所でも触ったか? 数度同じ動きを繰り返すと同じ場所で美奈子の声は大きくなった。 グラインドを止めて、今度はその場所だけに狙いを定めて激しめにピストンを繰り返す…当たりか…。 「いやぁぁぁぁっ!! ダメっ…そこヤダ!! おか…おかしくなっちゃう!!」 美奈子の嬌声と比例して、ただでさえ強かった締め付けが更に強くなった。 くそっ、そろそろ限界だ…。 美奈子が果て、締め付けられた俺も果てそうになったから出る直前に引き抜いて、パジャマを剥ぎ取った美奈子の背中に白濁を飛ばした。 いつもより射精が長い…どんだけ出んだよ…。 最後の一滴まで出し終えてから、今だ腰だけを上げた状態で朦朧としてる美奈子を見た。 ヤベ、髪にまで飛んじまってる。 ※※※※※※※ 後処理を済ませて、美奈子を抱きしめて横になれば美奈子が閉じていた目を開けて俺を見つめながら口を開いた。 「ゴメン…」 「あぁ?」 「風邪移しちゃったかも…」 「俺は風邪なんか引かねぇだろ。余計な心配してねぇで寝ろ」 「馬鹿だから?」 「日々鍛えてるからだ…ルカみてーなこと言ってっと酷い目に合わすぞ、コラ?」 「今さっき合わされたよ?」 「バッ…何ニヤついてやがる! そもそもアレはてめぇが…」 「…スースー」 「…寝ちまったのかよ…まぁ確かに酷いことしたわな…悪かったな」 ――早く治せよ? お前が寝込んでっと心配で仕方ねぇんだよ。 END
|