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えろくないけど足舐めとか何か注意。


レッドの上擦った声が聞こえて上に顔を向けると細く白い指を口に含んで声を出さないように噛んでいる姿が見えた。あーあ。指が傷付くじゃねーか。そう思いながらも口付けている足に舌を這わせてしまうのは男の性ってもんだろう。丁寧に、丁寧に。そう念じながらも白くてとても綺麗な足に噛みつきたくなる。ゆっくりと口を開けると必然に息がレッドの足にかかってしまって今とても敏感になっているレッドには充分な刺激だったらしい。苦しげな吐息が聞こえてそれにさえも俺は満足感を覚える。白くて薄そうな皮膚に優しく歯をたてるとレッドの少しだけ怯えたような声が聞こえた。

「…、へん、たい」
「言ってくれるなー」

顔を上げてケタケタと笑えば恥ずかしそうに頬を真っ赤に染めてレッドは顔を背ける。なあ、こっち向いて。両手を使って俺と無理矢理目を合わせると、糖尿病になって死ね、と減らず口が返ってきた。俺だって一応気にしながら甘い物とか食ってるっつーの。

「…グリーン、足なめて楽しい?」
「んー。まあ、一応楽しい類に入る」

ちゅ、とわざと音をたてて小指に吸いついてやると小さく馬鹿、と殺気を含んだような声が飛んできた。…流石にやりすぎたか?

「……足じゃなくて口にすればいいだろ」
「珍しいな、そういう事いうの」
「うるさい」

後でピカチュウのボルテッカーな、と脅し文句が聞こえてきたけど今は無視でいいだろう。何ていうのか、ちゃんとキスするのも好きだけどとにかくレッドに触れていられるのならそれでいい、なんて言ったらあいつどんな顔するんだろうな。

(君の全てがき)


▼遺言は「すいません」だけで充分なはず。そして変態はわたし。


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