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「C/A」、キャマン様へ!


「グリーン、遊びにきた」

ジムの扉を開けて何の感情も入れずに淡々と言い放ったレッドと寒そうにしているピカチュウを俺は見、死にそうになった。というか色んな意味でショック死しそうになった。こいつ、俺がいい加減シロガネ山から帰ってこいよ、と言っても負けるまで帰らない、の一点張りだったんだぜ?なのに、何でおまえ帰ってきたんだよ。それに何で今日ジムが休みで俺も暇だって知ってんだよ。遊びにきたってなんだよ。帰って来たの間違いじゃねーのかよ。おかしいだろ普通。

「な、なんでおまえ…!」
「……暇だったからきた。誰もバトルしに来ない」
「…まあ、あんな山だしな。あまり人来ないだろ」

そう言いながらレッドを既に俺の部屋と化している元…ええと何ていう部屋だっけ。まあいい。俺の部屋(仮)に案内すると自分の家に帰ってきたかのようにソファーに寝転がった。奥の部屋から贔屓目無しにしても可愛い俺のイーブイが走ってきてがたがた、と寒さに少し震えているピカチュウの元に行き頬擦りをした。微笑ましい光景を見てからソファーに寝転がっているレッドを見るとこう、何て言うのか呆れる。後でピカチュウを風呂に入れてやろう。ついでにレッドも。

「で、遊びにきたって?」
「…うん。暇」
「暇とか言ってるなら取り敢えず寝ろ」
「……グリーンも?」
「仕方ねーな」

レッドは嬉しそうに笑った。こっち、と言ってレッドはソファーに座りなおして自分の横を叩く。ソファーに座って寝るのかよ、と言うとベッドは慣れないと返してきた。近くにあった毛布を持って座ると遊んでいたピカチュウとイーブイも膝に飛び乗る。レッドがピカチュウとイーブイを撫でて目を細めた。おやすみ、と優しく囁いたレッドの顔は俺が今までこいつを見てきて一番幸せそうな顔だ。だから俺も耳元でおやすみ、と言ってやると破顔一笑する。あ。先に風呂に入らせてやれば良かった、って思っても遅いわけで、既に夢の中のレッドをどうしても起こすわけにはいかなかった。

(ゆっくりと加

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Dear.キャマン様
From.くろかげ




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