侍ガール! | ナノ


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※オリキャラ登場






久しぶりにもらった非番に、私は今人気のケーキ屋さんで購入した3ホールのケーキを片手に万事屋へやってきた。





侍ガール!





「こんにちはー。」

「……なんだよまた来たのかよ。」




ジャンプを読みながら面倒臭そうな顔をする銀さん。
彼には私の手元のケーキが見えていないようだ。




「いいですよー。神楽ちゃんと新八くんと3人でケーキ食べるから。」

「いやぁ…よく来たな!ホラ座れよ!新八ィ茶ァ出せー!!」

「銀ちゃん、現金ネ!」




クスクス笑いながら3ホールのケーキを切り分けていると、玄関の戸がガラガラと開いた。





「銀さーんおはよっす。」

「お早くねェよ。テメェ今何時だと思ってんだよ。」





入って来たのは茶髪の猫っ毛で私と同じくらいの男の子だった。
万事屋の人だろうか。そう思いながらぼーっと彼を見ていると、不意に彼と目が合う。バチリとぶつかった互いの視線に、男の子は目を見開いた。





「お、お前っ……真選組、か?」





急な問いに驚きつつも、コクリと頷いた。
すると男の子の目はあっという間に鋭いものへと変わり、銃を取り出した。






「又三郎の、又三郎の仇ィィィ!!!!」

「なっ……!?」






パンッと音がして、発砲したことが分かると、とっさに屈んで一発目は避けた。
次の二発目は、瞬時に抜いた愛刀で弾き返し、そのまま彼に向けて構える。
弾いたことに驚いたのか、男の子は一瞬体勢を崩したが、直ぐに銃を構え直した。





「食らえ!!」

「っ……。」





また来る。そう思ってぎゅっと刀を握ったその時だった。






「うるっせェんだヨ!!」





神楽ちゃんの怒鳴り声と共に、ゴッ!と鈍い音が響いた。
次に視界に入ったのは、大きなたんこぶを付けて床に倒れた男の子だった。








チャイナ娘注意報


(彼女に逆らうべからず)







※主人公は非番なのに制服着てる
※男の子については次回説明します