ナルト 裏 | ナノ




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for ねね様



新しい任務内容を聞いて、思わず担当上忍のネジ先生の家に駆け込んだのはある意味普通の反応だったと思う。


「どうしたんだ**、こんな時間に」
「先生…」


私服姿の先生がドアを開けた途端、ぽろりと目から零れ落ちたものを見て、ギョッとした反応のネジ先生。
無理もない。時刻は夜の11時を過ぎている。それでも私は混乱と不安と、ある種の絶望を感じていたから。

とにかく中に入れと言ってくれたネジ先生の言葉に甘え、巻物が点々と散らばっている家に入らせてもらった。想像通り、綺麗な家だった。


「すいません、先生…」
「いや、いい。それよりどうしたんだ」


自室に案内され、ホットミルクを入れてくれた先生。コト、と机の上に置かれたそれに視線をやった。ゆらゆらと白い湯気がどれほど熱いか示してくれる。

ちらり、とネジ先生の背後に視線を向けた。そこにはまっさらな布団が。もう寝るところだったのか、と思いながら、心のどこかで好都合だと悪い自分が微笑んだ。


「先生、」
「ん?どうした?」


厳しくて優しい先生。ずっとずっと大好きな先生。彼女がいないって聞いて、私がどれだけ嬉しかったか知らないでしょ。

ゆっくりと立ち上がって、先生の目の前に座る。白磁色の瞳が不思議そうに私を見つめた。そんな先生の手をとって、私は口を開く。


「…抱いてください、」
「………は?」


見開かれた目。私は先生が何かを言う前に、その身を押し倒した。


「っなにを言ってるんだ…!」
「お願い、先生…」


ぐいっと肩を押され、上半身が上がったが、それでも私はその先生の手を掴んだ。眉をしかめる先生。珍しい、混乱してる。
そりゃそうか。自分の教え子にセックスしてなんて言われるんじゃ、当たり前だよね。


「何があったか説明しろ!」
「先生、わたし、初めては先生がいいの」
「何のことを言ってるんだ、!」
「3日後、色をするの、先生」
「っ、なに、?」


さらに眉間にしわを寄せた先生。
火影様から言い渡された、色任務。すごく言いづらそうに、苦しそうに言うから、断ることなんてできなかった。適任者が私しかいなかったらしい。諜報の任務を重点的にこなしてたから、何ら不思議じゃない。それに覚悟もしてた。
けど、実際にそうなると思うと、そんな覚悟も呆気なく揺らぐ。


「だから先生、お願いします、抱いてください」
「なぜ俺なんだ、!他にもお前には…」
「だってネジ先生が好きだから」


息を飲む先生。そんな先生に追い打ちをかけるように、服の上からブラのホックを外した。徐々に緩んでくる締め付け。そのままブラを上にたくし上げ、先生の手をそこに這わせた。


「お願い、抱いて、?」


戸惑う先生に、抵抗する力はほぼなかった。
先生の顔にゆっくりと自身を近づけ、わずかに開かれた口にキスを落とした。音もなく離れては、舌を出してペロリとそこを舐める。

口内にゆっくりとねじ込み、歯肉に舌を這わせれば、わずかに開いた口。
その中に舌を入れ、なにも動かない先生の舌に自分のそれを絡めさせた。


「ん、…ん、」
「……は、」


ゆっくりと絡み合う舌に、僅かながら満足感を覚えた。
胸に触れている手がゆるりと動く。体を這うように動くその手に、ピクリと体が反応する。


「…怖いか?」
「ネジ先生だから、…怖くない」
「……そうか」


スルリと服の中に侵入してくる先生の手。滑らかな手が心地よくて思わず目を閉じた。
体を支える腕がふるふると揺れる。もう、結構、きつい。


「っあ、」
「もう、硬くなってるな」
「ん、だって、先生が、触れてるから、」
「…それ以上煽るな、**」


服の中でなにをされるかわからないから、余計に体が熱くなった。キュ、と頂を摘まれるたびにピクリと体が揺れる。
先生が勢いよく私を布団に押し倒した。強引なのに、優しい手。鋭い目つきで、息を上げる先生があまりに官能的で、その視線だけで背中が震える。


「**っ、」
「んっ、あ、…せんせ、ッ」


足の付け根に侵入する手と、息を奪うような激しい口づけ。ぬるぬると割れ目をなぞられ、自分が濡れていることを嫌にも意識させられた。


「すごい濡れ方だな」
「あっ、ん、…」
「一人で慰めてたのか?」


クク、と喉で笑う先生。恥ずかしくて、身体がぶわっと熱くなったけど、これを言ったら先生どんな反応するかなって思って、負けじと笑ってやった。


「先生のゆび、想像してたの、」
「っ、は、淫乱」


理性のなくなった、雄の顔。その顔、好き、と言ったら、焦ったように笑う先生。秘部の敏感な突起を指が弾くたび、快感が身体中を駆け巡ってビクビクと跳ねた。


「んっ、あっ、あぁっ、!」
「随分と、敏感だな」
「あッ、きもち、ぃ…っあ、」


執拗に敏感なところを責められ、嬌声がいっそう大きくなる。近づいてくる甘い絶頂に身体が喜びで震えた。

刹那、ぬるりと内部に侵入してくる先生の指。何の抵抗もなく侵入しては、私の中で勝手気儘に暴れ始めた。


「うあっ、あ、っん、やっ、」
「中も、すごい感度だな」
「ひぎっ、!」
「全部敏感すぎて、どこが一番いいのかわからないな」


ぬるぬると探るように上壁を押してくる指に、ガクガクと身体が震える。触れられる場所全部が気持ちよくて、だらしなく口が開く。
トン、とある一点を押された時、あまりの刺激に息が詰まった。


「…ここか」
「っ、ぅあ、ッ!」


身体がばらばらに壊れてしまうような快楽に、声すら出なかった。ぐちゅぐちゅと淫らな水音が耳に入ってくる。頭がバカになりそうで、怖くなった。


「せん、せっ、あっ、あぁ、!」
「イクか、**」
「っんあ、はぁっ、…んんっ、!」


自分でシてた時よりもずっと気持ちいい。悦楽で壊れそうになるなんて、体験したことがなかった。
いっそう激しさを増す指に、淫らな私が顔を出す。


「っあ、すき、そこ、きもちぃ…ッ、せんせ、あぁっ…きもちい、」
「は…そうか、」
「ああっ、!だめ、あっ、すき、あっ、そこすきッ、あぁ…ッ、」


なんて淫猥な言葉を並べてるのか。でもそんな羞恥なんかを掻っ攫うような快楽に溺れてしまった。
ぎゅ、と先生の指が陰核を押しつぶしたとき、耐え切れなかった快楽が爆発した。


「っあぁ、!!」
「…イったか」
「っは、ぁ…はぁ…はぁ……」


満足感と、不足感。まだ足りない。先生がもっと欲しい。そう思って見つめたら、クス、と笑った先生。まるで、わかってる、みたいな目だ。

倦怠感から、ゆるりと目を閉じた。でもそれも一瞬で、ぐい、と両膝を抱えて私にキスをする先生。
秘部には、生暖かくて少し硬いものが触れていた。


「挿れるぞ、**」
「せんせ、もっかい、キスして、」
「…煽りすぎだ、ばか」


怖くないと言ったら嘘になる。でも、これからは嫌いな人とでもしなきゃいけなくなる。それなら、最初だけは、好きな人で満たされたい。好きな人に、女にされたいと思うのは、我儘だろうか。

音もなく触れた後、ぬるりと舌が口腔内に侵入してきた。それを受け入れることで精一杯。くちゅくちゅと唾液が絡み合う音が甘美に耳をくすぐる。


「〜〜ッ、」
「っ力を、抜け、**」


一人でシてたから、死ぬほど痛いとかそういうのはなかった。けど、やっぱり痛い。圧迫感に息ができなくなって、ぐ、ぐ、と押し入ってくるそれに身体が硬くなる。
力の抜き方、教えてください、ネジ先生。


「一気に挿れるぞ」
「っ待って、あっ、」
「**、」
「ひぁっ、…〜〜っあぁ、!」


キュ、と胸の突起をいきなり摘まれ、身体の力が抜けた。その瞬間ずぶ、と体を貫くような刺激に襲われる。


「〜〜っは、あっ、」
「っ、ゆっくり息をしろ、**、」


体を震わせる刺激に、思わずため息がこぼれた。ほぼ無意識に腕を回してキスをせがむと、応えてあまくてあついキスをくれる先生。


「ん、ふ、ぁ…」
「っ、はぁ…動くぞ」


ゆるゆるとした動きなのに、身体がビクビクと震えて止まらない。これ以上はダメ、壊れちゃう。そう思ってしがみついた途端、ズン、と激しく奥深くに刺さる先生のそれ。

ぐちゅ、ぐちゅ、と生々しい音を立てて、なんどもなんどもそれが体を突き刺す。


「っあ、だめっ、こわれちゃ、」
「もう、遅い…ッ」


時折、グリグリといいトコを刺激するから、髪を振り乱して怖いくらいの快楽から逃れようとした。
でもそれも全部先生のキスに持っていかれた。


「っうあ、せんせ、ッあぁ、!」
「はっ…名前で、呼べ、**っ、」


いいの、呼んでも、いいんですか。
全部溶けちゃいそうな中、先生の言葉に身体が歓喜で震えた。

もう頭はばかになってる。考えられない思考の中、必死に先生を求めた。


「〜〜っ、ねじ、あぁっ、ネジ、すきっ、!」
「**ッ、は、…**、」


接合部から泡が出る。じゅぶじゅぶとした音と、私の嬌声と、先生の乱れた呼吸音が響いた。


「ネジっ、あっ、すき、ネジ…っ」
「んっ、ッ…**…!」
「あっ、いくっ、いっちゃ、」


どれだけ言っても、先生は好きって言ってくれない。


「あぁっ、!!」
「ック、…!」


絶頂を迎えた直後、先生はずるりとそれを引き抜いて、生暖かい白濁を私のお腹にこぼした。
ドロドロしたそれが皮膚に触れただけで、快楽の余韻に浸れる。


「はぁ…んっ、…せんせ、」
「っ、はぁ…**、」


お腹にかかったそれを指で掬ってペロリと舐めると、なんとも言えない顔をする先生。それは変な味がしたけど、なんだか嫌いになれなかった。


「ナカに出しても、良かったのに、」
「…バカ言え」
「せんせ、」
「ん?」
「……なんでもない」


好きって言おうとしたけど、やめた。もう私の望みは叶った。だから、もうさよならしなきゃだめだ。

他の男に抱かれる準備は、できたから。


「ありがと、せんせ…」
「**、」


セックスって疲れるな。身体のだるさを感じて、ゆっくりとまぶたが落ちる。完全に目を閉じ切る瞬間、唇に柔らかい何かが触れた気がした。



瞬き、花眠
首元にかかる髪の毛が、くすぐったい。