2015/10/07 23:04 「ホープくんホープくん」 ちょいちょいっと手招きすれば、見知った男の子はトコトコと駆け寄ってくる。 「おはようございます」 ニッコリ笑って挨拶をくれる彼は本当に可愛い。天使みたいな笑顔に癒されつつ、私も朝の挨拶を返した。 「何か、僕に用ですか?」 「ええ。ノラさんに先日頼まれた鉢植えの輸送が遅れてて、もう少し待って頂きたいの。明日には届けますからと伝えて置いてほしいんだけど」 「母にですか?わかりました。お仕事頑張ってくださいね」 その笑顔と気遣いの言葉で、私はもうずっと頑張っていけそうです…! その余韻に浸る前に、私は去り行くホープくんを追って白い花を渡した。 「…なんですか?」 純粋無垢な瞳が眩しいですね 「スノードロップです、お母様へのお使いのお礼です。…って、男の子は花とか興味ないかぁ」 笑って茶化すと、ホープくんはまじまじとその花を眺め 「…可愛い花ですね」 また屈託のない笑顔を…! それじゃあ、と再び去り行くホープくんに私は伝える 「その花の花言葉、君にピッタリだから調べてみて!それでもし花に興味を持ったら、いつでも来て良いからねー!」 私のどうしようもないアピールは、人込みに消された。届いてるのか解らないけど、次に会った時が少し楽しみになった。 スノードロップ/希望 「年下に片思いとか私あたたたたた〜!」 ***** 13のホープくんとか書きたいんだけどショタすぎてあたたたたたた〜! prev | next |