2015/10/07 23:09 「驚かないで聞いてね?実はね、ホープと私って、生き別れの兄弟なの!」 「………そうなんだ。」 「お、驚いて良いんだよ!?」 「いや…驚くにも…今日ってエイプリルフールじゃん」 「なんだぁ…気付いてたのか…」 残念。と肩を落とした彼女は、吐いた嘘の信憑性の低さに気付かなかったのだろうか? 「ホープは頭良いからもっと知的な嘘をつくべきだったか」 「知的な嘘ってどんなの?」 「んー…例えば、実はスノウが経済新聞愛読してるとか?」 「知的の方向性が間違ってる以前に、それはスノウ本人が言わないと効果無いと思う…」 「じゃあ私が経済新聞愛読してるとか?」 「経済新聞は君の中での知的の象徴なのか?」 「どっちかと言うと英字新聞のが頭良さそうに見えるかな!」 「………」 「え、何その目!やだやだ熱い眼差し向けられても困るよっ!」 「………」 「えっと…ホープ?もしかしてそれ蔑んでる目?哀れんでる目?なま暖かい視線?」 「………」 「無言やめてよーっ!」 「なぁ、実は、」 「えっ、えっ、まっ、近い、ですっ!」 「僕は…」 「そんな、ちょっと待っ!心の準備がっ!」 「好きなんだ。」 「すっ…き、って…」 「スノウが」 「…、えーーっ!!!???まってまてまて、あんた男、あいつ大男、えっ、はっ?ちょっ第一スノウにはセラちゃんがっ…!はっ、略奪愛!?ええええ厳しい道のりじゃないか!修羅場必死!!!!でぁあああああ!!!!お外走ってくるーっ!」 (やばい…嘘だって言うタイミング逃した、やばい) ***** 季節ネタにのり損ねた勢いのボツ 現パロで高校生設定で書いてく筈だったんだけどなぁー! prev | next |