2015/10/07 23:09

希望と四月の馬鹿(FF13)



「驚かないで聞いてね?実はね、ホープと私って、生き別れの兄弟なの!」


「………そうなんだ。」

「お、驚いて良いんだよ!?」

「いや…驚くにも…今日ってエイプリルフールじゃん」

「なんだぁ…気付いてたのか…」

残念。と肩を落とした彼女は、吐いた嘘の信憑性の低さに気付かなかったのだろうか?

「ホープは頭良いからもっと知的な嘘をつくべきだったか」
「知的な嘘ってどんなの?」

「んー…例えば、実はスノウが経済新聞愛読してるとか?」
「知的の方向性が間違ってる以前に、それはスノウ本人が言わないと効果無いと思う…」

「じゃあ私が経済新聞愛読してるとか?」
「経済新聞は君の中での知的の象徴なのか?」

「どっちかと言うと英字新聞のが頭良さそうに見えるかな!」

「………」

「え、何その目!やだやだ熱い眼差し向けられても困るよっ!」

「………」

「えっと…ホープ?もしかしてそれ蔑んでる目?哀れんでる目?なま暖かい視線?」

「………」

「無言やめてよーっ!」

「なぁ、実は、」
「えっ、えっ、まっ、近い、ですっ!」
「僕は…」
「そんな、ちょっと待っ!心の準備がっ!」
「好きなんだ。」
「すっ…き、って…」



「スノウが」


「…、えーーっ!!!???まってまてまて、あんた男、あいつ大男、えっ、はっ?ちょっ第一スノウにはセラちゃんがっ…!はっ、略奪愛!?ええええ厳しい道のりじゃないか!修羅場必死!!!!でぁあああああ!!!!お外走ってくるーっ!」



(やばい…嘘だって言うタイミング逃した、やばい)
*****
季節ネタにのり損ねた勢いのボツ

現パロで高校生設定で書いてく筈だったんだけどなぁー!


prev | next


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -