リクエスト | ナノ





夏と言えば海、お祭り、あとすいか。
それと花火。
今日は花火大会らしく赤司と行くことになった


「あ、赤司!ごめんっ待った?」 


うんとかわいくしてやろうと気合いをいれていたらいつのまにか時間はギリギリ。ついたのも予定の時間から20分は遅れちゃった


「まぁ、待ったかな」


「…やっぱり…?ごめん…」


その20分がもったいなく感じる


「いいよ。いいもの見られたし」


…?いいもの…?
私が来るまでになにかあったのかな…?


「…わかってないみたいだね。」


「?」


わかるはずもないよね……?だって私が来るまでになにかあったってことでしょ…?
本気でわからず赤司を見てると数秒あけてから


「かわいいよ」


「…………」


………そ、ういうことか………心臓、うるさい。
赤司はその後切り出すようにじゃあいこうか、そう言って私の手を取り歩き出した
手、を…?手…?!


「あ、赤司っ!」


「なに?」


私の手を握っている赤司が振り返る。もちろん目はぱっちり合っている


「……手…が…」


「手がどうかしたのか?」


思わず目を反らしてしまった
じっとみられると恥ずかしい


「……その、…手…い、いの……?」


控えめにいう私を見て赤司は目をぱちくりさせてから一言


「いいもなにも繋ぎたいから繋いだんだけど」


「…え……」


どうしよう、嬉しい


「ぽてこはいやだったか?」


「…嫌なわけないよ、…その、…本当はう、嬉しかったし…」


「……そう、か」


嬉しいと正直に言った後赤司の顔が恥ずかしくて見れなかった

お前ら本当は付き合ってんだろ


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