どこへ



柿根さんに事実を教えてもらってから、授業受ける気がなくなった。こんなんじゃだめだってわかってるんだけどね、やっぱり辛い。ってことで保健室へ。

1時間くらい、いいよね


「失礼します。・・・?」


誰もいないみたい、
でも保健室の前に不在ですって書いてなかったし、どうしたんだろう・・・まぁいっか。何しようかなー今なにも考えたくないしなにかすること・・・ん?


「落書きのーと・・・?」


保健室にある机の上を見てみると落書きノートと書かれてるものが。中をペラペラめくってみると色んな人の字と絵が。


「ふふ、」


なにこれ面白い・・・こんなの学校に置いてあったんだ・・・。誰が書いたかわからないから皆書きたい放題だなぁ

ページをペラペラめくっていくと、赤司という字が目に入った。なんとなく、読んでみる


「赤司様、赤司様?ぷっ、赤司様、かっこいい好き、」


「それはどうも」


「?!」


突然の声にびっくりした。それもすぐに赤司のだってわかったから余計に驚いた


「かっこいいか、ありがとう」


「ち、違っ、ここに書いてあったからで・・・!」


「わかってるよ」


・・・そのままかっこいいっていっとけばよかった、なんてね。赤司は窓がある壁に寄りかかって外で体育をしている人をみてる、いつからいたの?と問いかければ「失礼しますから」って、声かけてよ。


「で、具合でも悪いのか?」


「・・・うん」


「そうか、今日の放課後は無理しなくていい」


・・・やだ、それはやだ
出なきゃ柿根さんにとられちゃう、


「放課後は出るよ、大丈夫」


「・・・そうやっていつもお前は無理をする」


いつも?私いつも無理なんてしてたっけ、
逃げてばっかりな気がするんだけど。


「わっ、なにすんの」


急に頭を撫でられた


「辛そうに見えたから」


・・・。やめてよ、これ以上好きにさせないで。そんな自分勝手なこといえたらどんなに楽なんだろう


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