朝練


今日から本格的にマネージャー
だから初めての朝練参加。
まだ誰も来てないらしい。ちょっと早かったかな


「おはようございます」 


「ぬぉ?!」


びっくりして振り返るとそこには黒子っちがボールを持って立っていた。ぬって何ですかって真顔で言いながら。
…自分でも変な声でたなって思ったよ。だから真顔でつっこまないでほしいな、


「……黒子っちも早く来ちゃったの?」


話題をすり替える。


「いえ、僕はいつもこの時間にはいます」


「え、だって集合から30分くらい前だよ…?」


「はい」


…ボールを持ってるってことは自主練か。
黒子っちは努力家なのか。
いや皆努力してないといえば嘘になるけど、人の倍は練習しるのか…。すごい。
見習わなきゃ、そう思い私はこのバスケ部に何かできることはないのか考える。


けど思いつかない。ボールを拭く…?とか…?
何個か思いついたけどどれが正解なのか…
うーんうーんうなってたら黒子っちが口を開いた


「きたかぜさん、早く来てしまったなら三軍の部室掃除とか、緊急箱の整理などどうでしょうか。」


黒子っち………君はなんていい子なんだ………


「三軍の管理は、三軍の人達が自分でやっています。だから多分…………」


黒子っちはなぜかその先を濁した。
いや多分、汚いとか、そんなことなんだろうけども。けども。

私はやってやるよ。
絶対やめたりとかはしない…!


「黒子っちありがとう…!」


「いえ、」


黒子っちに笑顔でお礼をいい、気合いを入れて歩き出す。


「あの、きたかぜさん、三軍の部室そっちじゃないですよ」


prev next

[back]


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -