有害


▼赤司

「赤司お前きたかぜと知り合いだったんだな」

「ああ」

「ま、どうでもいいけどなー」


どうでもいいならわざわざ言う必要ないのに
青峰はこれだからアホ峰って言われるんだ


「きたかぜさん!」


ピクリ、ときたかぜと言う単語に反応してしまう
あいつには明日からよろしくと伝えたんだけど、きっと教室へ戻っても暇と考えたのか、隅っこで座って練習を見てる。


「きたかぜさんってなんでマネージャーになったんですか?!」
「きたかぜさんって二年生ですか?!」


…なんだあいつモテてるじゃないか。
この間、誰もいいよってきてくれなくてもう中学には期待してないよ・・・っていうか私が女の子を養ってあげたい。なんて変態じみに悟ってたのに。まったく自覚がないのかそれとも謙遜なのか


「きたかぜさん!下の名前で呼んでいいですか?」


・・・今、聞き捨てならない言葉が聞こえた気がした。
早足であいつの所へ向かう


「別にいい「おい、なにしてる」」

「お、赤司」

「ひっ、あ、赤司・・・」

「ちゃんと練習に参加しろ」

「はい・・・」


とりあえずきたかぜの周りにいる輩を追い払った。
なのにこいつは呑気に・・・

「どったのー?」


なんて、はぁ人の気もしれないで・・・

「?」

マネージャーにしなければよかったかな・・・

この先の苦労が目に見えた

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