昼休み、いつものように
屋上で寝っ転がってたら
いつものようにあいつがきた。
「ザリガ……青峰はっけーん」
「あ?てめぇ今ロブスターって言い掛けただろ」
「いやいやなんで高級になってんの」
ケラケラ笑うこんそめ。
ちくしょうかわいいなくそ
だけど思ったことは言えなくて、
「今寝てんだよ何しにきたんだよ帰れ」
「ひどいっ」
「泣きマネすんな」
こんなことしか言えねぇ
これじゃあ嫌われるだけなのに
「あ、青峰こっちむいて」
「んだよ、……!」
「はいっ、唇荒れてたからねー感謝しろ!」
ふふん!なんて得意げにいうけど
それって間接キスなわけで、
柄にもなく照れた
「お、お前なぁ、」
呆れた感じを装い、
あいつの横顔をふと見ると
顔が赤く染まってて、
言葉につまった
「な、なに」
「な、んでもねぇよ…」
これって期待してもいいんだよな?
青峰とリップ