バーン×レアン要素あり





プロミネンスのキャプテン、バーンはレアンが好きだ。同じくレアンもバーンのことが好きだ。互いが互いの想いに気が付いていないだけで周りは2人が両思いだと言うことにとっくに気がつき、そして密かに見守っていた。私と彼女もまた、そのうちの一人だった。彼女の名前はゆいといい、私と同じダイヤモンドダストの一員である。彼女もまたバーンが好きだった。好きでひたすらそれを外気に触れぬよう、彼女は丁寧に慎重に覆いしまい込んでいた。私が彼女のバーンへの気持ちに気付くことができたのは私もまた彼女に押し殺した想いを抱いていたりするからだろう。彼女がバーンを好き、その事実に気付いているのは私と、そして彼女自身だけ。バーンとレアン、2人の仲良さげな姿を見るたびに彼女の表情が僅かにかげる。レアンとゆいは仲が良いこともあり、ゆいが時々レアンの恋愛相談に乗っているところを私は幾度となく目撃してきた。そしてそのたびに彼女が無理をして笑っているところも。

「レアンならきっとうまくいくと思うよ」
「そう思う?」
「うん、お似合いだし」
「ゆいにそう言ってもらえるとなんだか夢じゃなくて実現しそうに思えてくる」
「そう?よかった」
「でもなんかそっけないし、嫌われてるんじゃないかって」
「それはないんじゃないかな。バーン様のほうはきっと照れ隠し、なんじゃない?ほら、あの人素直じゃないし」
「良く知ってるのね」
「そりゃジェネシスの座を譲らないためにも情報収集にはぬかりないからね」
「あら、ジェネシスの座は私たちプロミネンスのものよ」
「いや、それだけは譲らないよ」

バーン様との恋路、私が応援するんだからうまくいかないとか許さないんだからね!笑うゆいに心臓が痛んだ。こんなところにいたのかとバーンがゆいの、いやレアンの元にかけてくる。心なしかバーンとレアンの頬が緩んでいるのを私は見逃さなかった。またね、レアン、手を振るゆいのもう片方の手は白くなるほどぎゅっと握り締められていることに気がついているのに私は見てみぬふり。ゆいは馬鹿だ。そして気付いていながらなにもできない私がきっと、一番の大馬鹿野朗に違いない。





!!!!!
レアンちゃん可愛い!けど口調とかわかんね。
それにしても短すぎやしませんか。





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