Just look at Me | ナノ

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目が覚めると翌朝になっていた。昨日の事を思い出す。

『はぁー、私昨日松田に最低な事しちゃった。嫌われたかも』

携帯を開くと、松田からの着信やメールがきていた。“今どこにいんの?”“ちゃんと寮に帰ったか、心配だから連絡しろ”勝手に帰ったのになんでそんな優しいのよ。
萩原からもメールがきていて“陣平ちゃんとなんかあった?すごく心配してるから、連絡してあげて”と。今日この後学校で会うし、返信はやめた。

寮を出て教場までの足取りが重い。松田に会ったらとりあえず謝らなきゃと思うものの、あんな告白みたいな事を言って少し気まずい。教場まで来るとドアを開ける手が震える。落ち着け私。覚悟を決めていざ開けようとした所で、急に後ろから声を掛けられてびっくりする。

「ごめん、脅かせるつもりは無かったんだけど」

後ろを振り向くと萩原がいた。

『萩原……』

「おはよう、みょうじちゃん」

『おは、よう』

「まだ授業まで時間あるし、ちょっと中庭で話さない?」

『うん』

私は萩原と中庭に向かった。

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