Precious memories

02

季節は11月になりかなり冷えてきた。
今日は久しぶりに幼馴染のヒロと零の3人で個室のある居酒屋にきていた。

『零とヒロと飲むの久しぶりだよね』

「そうだなー。オレ達忙しくてなかなか連絡出来なかったしな」

「なまえとは部署が一緒だけど、同じ公安だがヒロとは部署も違うしな。僕達はまだ警察官になったばかりでこれからは今以上に忙しくなるだろう。そうなると今みたいに会える機会も減る」

『そうなると寂しくなるなー。今の時間大切にしないとね』

「そうだな。よし!今日はたくさん飲むぞ」

「ヒロ飲み過ぎには注意しろよ」

「ゼロ心配しなくても、ちゃんとセーブするって」

「まぁヒロは大丈夫か。なまえ飲み過ぎるなよ。酔っ払っても僕はめんどうみないからな」

『大丈夫だって』

「そう言って以前酔っ払って僕が介抱してやったの忘れたのか?」

零は呆れた顔をしていた。

「まぁまぁ、飲み過ぎないようにオレ達がなまえの事見張ってれば大丈夫だろ。それよりゼロこの肉じゃが味がしっかりしていてすごく美味しいぞ。今度作ってみるか」

「ヒロこっちのお通しもいけるぞ」

幼馴染2人は本当仲が良いなー。
見ていて微笑ましい。
この光景をこの先もずっと見ていたい。
私がニコニコしながら見ていたのに2人が気づいたのか俺達を見てないで早く食べろという目をしてきた。
もうちょっと2人を見ていたかったけどお腹も空いていたので食べる事にした。

『んー、どっちも美味しいね。またここに来たいな』

「落ち着いたらまた絶対に来ようぜ」

「あぁ、また来よう」


幼馴染の元気そうな姿を見れたから明日からまた頑張ろう。私頑張るから。
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テーマ「人外ファンタジー」
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