サプライズバースデー | ナノ

サプライズバースデー



そわそわそわそわ

「…」

…そわそわそわそわ

「はー…、栄純くん。いつも落ち着きないのは知ってるけど、今回はどうしたの?」

「は、春っち……今さりげなくひどいこと言わなかったか?」

「…ん?何?」

「…い、いや!何でもねぇっ!………っていいたいんだけど……」

「…そう。」


そわそわそわそわ…

「あ、あのな!み、御幸の……………」

「御幸先輩?」

「……………誕生、日なんだ。」

栄純くんは何が恥ずかしいのか、語尾が弱まっていった。

「何がいいんだろう……。春っちー…」

椅子をガタンガタンさせながら悩む栄純くん。
背中からこけないといいんだけど。


「うーん…、」


栄純くんは何かあげたいみたいだけど、……御幸先輩はモノがほしいとは思わないんだよね。

「…候補はあるの?」

「まぁ…、何か残る物がいいと思うんだ。それを見て思い出してくれれば…………………って、うわ、何言ってんだ俺っ」

「ふふっ、栄純くんらしいよ、とても。」

「は、春っち!?」

「ねぇ、栄純くん。いいアイデアがあるんだけど、」

「そうなのか!?」

「それはね―――――――…、」








俺は今、猛烈に緊張している。

控えめにコンコンとドアをノックした。

はい、とこの部屋の主から返事があった。
入ることに戸惑っていると、どうぞー、と再び声がかかる。


「…男は度胸っ!」


恐る恐るドアを開いて中に入る。

部屋には一人しかいないようだ。こちらに背を向けてスコアブックを見ていた。

「誰ー…、…っえ?」

「…そのまま聞け。あ、あのな、その……」

後ろから抱きつく、普段なら恥ずかしくて絶対しない、そんな状態。

「…沢村?」

「た、誕生日おめでとう!」

「…」

「………ずっと好きだから。」

そういって、御幸の頭にキスをした。


御幸が驚くのも無理はない。
この状況。この態勢。

「…いつも言えてねえから。ちゃんと伝えようと思って…」

「沢村…。」

腕の中の御幸がくるりとこっちを向いた。

「…ちょ、ばか!こっち向くなっていった………」
「沢村、ありがとうな。すっげー嬉しい。」

「…うん。」

「好きだよ。」

俺の方を見て、とても優しい笑みを見せた。これは俺だけが見える、俺だけの特権。

「…沢村、」

「なに…?」

「…………愛してる。」

「……っ、うん。」

「これからも、ずっと、な。」




――――――――――

「ははっ、沢村、顔真っ赤。」

「う、うるせーっ!」

「で、そろそろベッドに行きませんか、沢村くん。」

「…はぁ!?」

「いやー、もう俺限界だわ。」

「もう少し我慢しろよ!」

「無理。鍵をー…と、あれ?」

「…」

「栄純ー。」

「…だ、だって、今日あんたの誕生日だし…。」

「もー栄純、好き!」

「………………っ、」







***
「ほしあいのそら」のあーち様より御沢頂いてしまいましたー!
ひゃーー!ひゃっふー(*・ω・*)!御沢!御沢…!
わああもう嬉しすぎてどうしたら!可愛い!御沢可愛い…!
当日に、あーち様からの可愛らしいメールと共に送られてきたこの可愛い御沢に私本当に禿げ転げました。
御幸は、栄純好き!かもしれないですが、私は寧ろ、もーあーち様、好き!な勢いで!!!!

実はこちら私この前お誕生日で…そのお祝いで…//
どうしよう、こんな可愛い子にこんな素敵な御沢で祝って貰える誕生日幸せ過ぎて…!
毎年毎年リア友にすら忘れられる私の誕生日がまさか…(´;ω;`)ぶわあ
本当にありがとうございます!幸せ過ぎて年とる日に若返りそうでした…//

あーち様には本当に普段からお世話になっていて!
妹妹いってそれはもう無駄に尻尾振って懐きまくっているのを、寛大な心で受け止めて下さる素敵で可愛い妹ちゃんです…(´∀`*)!
本当にありがとうございます…!本当に幸せでしたー^^!

あーち様、これからもいろいろと仲良くしてやってください〜//
ありがとうございました!


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