小説 | ナノ
眠り王子田噛と平腹



「うわっ!」
「…」
「なにこのミノムシみたいなの…」
「あー、それ田噛だぜ!起こしたら殺されるから!」
「ここ廊下だけど」
「なんか部屋まで戻るのめんどいっつってそこで寝てたから、布団かけてやったんだ!」
「平腹優しいね、でもそこで部屋まで連れて行ってあげたらもっと優しかったと思う」
「えー!だって田噛1回決めたら変えねーんだもん!」
「…うるせ」
「あー!起きた!!おはよう田噛!!!」
「うるせぇっつってんだろ」
「あっ」
「うげっ」
「…殴らなくても」
「寝起きにうるせぇんだよ」
「ひでー田噛!オレ毛布持ってきてやったんだぜ!!」
「おいなまえ」
「なに?」
「部屋まで連れてけ。布団に寝かせろ」
「なにそれ」
「なにそれ楽しそーだな!オレもいくー!!」
「テメーはうるせぇっつってんだろ」
「ぐへっ」
「あーあ…」
「さあ運べ」
「平腹殴る体力あるなら歩きなよ」
「足は動かねぇ」
「あー!分かった!田噛、なまえに添い寝して欲しいんだろ!ムッツリだな!」
「ひ、平腹、それ以上言わない方が」
「うげぇっ」
「馬鹿だなあ…」
「半分当たりだけどな」
「えっ」





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