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何か若干淡々としたヒバツナ嬢のパロディ
ちょっと少女漫画っぽいかも
そのわりに雲雀家の家庭事情が凄い泥沼

原作通りなのは日常編まで
ツナが女なことと雲雀がいないこと以外は原作通り進む
そのまま並高に進学、ツナ嬢達が二年生になったとき、季節外れの転校生がやってくる
諸事情で一年遅れのその転校生が、雲雀


以下設定

沢田都奈(つな)
駄目さ加減を死ぬ気で矯正し、平均よりちょい下程度。
髪は長髪。俯きがちの所為で余り解らないが、容姿はいい方。
ドンナ・ボンゴレにはあまりなりたくないも、なあなあで流されている。
隣の席になった不思議な転校生に不思議と眼がいく。
後、彼のお家事情と自分のお家事情が複雑に絡み合っていることを知って、渦中に巻き込まれていく中で、彼が好きだと気付く。

雲雀恭弥
ツナ嬢達より一つ年上。原作より髪が伸び気味で、上手く表情を隠している。
無口無表情愛想なしで、極端に人と関わりたがらない。
そのくせ、その容姿と文武両道な面から、密かに女子に騒がれている。
物静か…よく言えばクール、悪く言えば根暗などと言われるも、実は暴力を愛す不良。
制服はきっちりと着ているが、よく見ればピアスの穴がいくつか。
それを知る一部の面々には、一年の空白は少年院に入っていたと噂されている。




話の流れとしては、雲雀の転校から。
碌に挨拶もしない愛想なしの始まり。黙ってツナ嬢の隣の席に着き、交わす会話といえば、まだ教科書が無いから見せて欲しいといった事柄だけ。
容姿に釣られた女子生徒の詮索も総スルー。休み時間はイヤホン常備、昼休みはどこかに消え、放課後はさっさと帰るスタンス。
何だよアイツ、的な空気が教室に漂う中、何故かツナは雲雀から眼を離せなかった。
そんなこんなで数週間。すっかり教室の中で孤立した雲雀だが、むしろこれ幸いとばかりにマイペース。
しかし変わらず、ツナは雲雀を眼で追いかける。

そんなある日、委員会で遅くなったツナが近道しようと裏路地を通りかかると(鍛えられまくったので不良が何人来ようが瞬殺)、突然怒声が。
何だと立ち止まれば、目の前を吹っ飛んでいく柄の悪そうな男の身体。
半分好奇心、半分危機感でそちらを覗いてみれば、数十人はいそうな不良軍団を一人で叩きのめす雲雀の姿が。
制服を着崩し、にたりと獰猛に笑う様は、学校での姿とは似ても似つかない。奇しくも、これが初めて見た雲雀の笑みだった。
呆然とするツナに気付いた雲雀、その視線の先にツナを見つけた不良が、彼女を人質にでもしようと掛かっていくも、当然瞬殺。
結果。二人で不良を叩きのめす。その間五分。

…何してるの、君。と、若干乱れた息でツナに問い掛ける雲雀。どう答えるべきか迷うツナに、まあいいやと溜息をついて、踵を返す。
このこと、誰にも言わないでね。そう言って、引き止める間もなく、何処かの店に入っていってしまった。

翌日。それとなく周囲の人間に雲雀のことを尋ねてみるも、人と関わらない雲雀であるから、収穫はゼロ。
しかし数日後、偶然耳に入れた噂話。
―――――雲雀恭弥は酷い不良である。というもの。
誰が発端かはわからないが、密かにこんな噂が出回っていた。
それは、一匹狼な雲雀への、女子の憧れから出たものであろうが、あの喧嘩の場面を見たツナは案外当たっているんじゃないかと思う。
そうでなくとも、裏社会というものに、不本意ながらも足を踏み入れた身。
彼の身のこなしは、決して一般人ではなかった。むしろ、不良以上。

そうしてまた、一週間ほど経った頃。
密やかに出回っていただけのあの噂話が、一気に学校中に浸透する事件が起こる。
雲雀の態度、またその容姿、能力、それらに嫉妬した男子生徒が、体育の柔道の授業にかこつけ、彼に痛い目見せようと目論んだらしい。
だが、雲雀はそれを何食わぬ顔で受け流した。その男子生徒は、柔道部の次期部長と言われているような猛者であるにも関わらず、である。
そこから先生の制止も虚しく数人が彼に殴りかかり、あわや乱闘か…と思われたが、それをも雲雀は一蹴した。
その出来事は一気に学年に回り、強い→喧嘩に動じない→不良、となった。

…こっから中略。
何やかんやで互いの事情を知り合うことになったツナ嬢と雲雀。
イタリア一のマフィアの、唯一の後継者とされているツナ。しかしツナはほとんど日本人で、しかも女。加え、守護者にも日本人が数名。継ぐにしろ何にしろ、問題は山積みである。
かたや雲雀の事情も、同じだけのスケールを持っていた。
雲雀は、日本を代表する名家の血を継いでいる、らしい。
しかし、長男ではあるも、愛人の子で。五つほど年下の、腹違いの弟、つまり正妻の子と、小説も真っ青な後継者問題の渦中にあるらしい。
しかも母親同士が、腹違いの姉妹。雲雀の母である方は、長女だが愛人の子。また、弟の方の母は、次女だが正妻の子。
思わず顔が引き攣るほどの泥沼状態であった。

加え、雲雀の一年のブランク。それは噂もあながち間違いではなかった。
自分の子に家督を継がせようとする正妻が、雲雀を殺そうと内密に雇った殺し屋。それを、雲雀は、その凶暴な気質故、抵抗するうちに殺してしまっていて。
それを隠蔽するために、強制的に海外へと留学させられていたのだった。

表舞台の権力者候補である雲雀。裏社会の権力者候補であるツナ。
気質としては、互いの立場を入れ替えるべきだろう現状。
それどころか、事態はさらに激化していく。
さらに権力を拡大しようとするボンゴレ、そして雲雀家が内密に結んだ協定。
このまま行けば、ツナがボンゴレを継いだあかつきには、雲雀の弟と婚約させられてしまう。
それを知った二人は、その頃には互い、どこか惹かれ合っていて…。
しかし、もう事態は引き返せない。後継者問題は、雲雀の殺人事件から弟の方が有利になってしまい、また、ツナも継ぐ方向で話が定まっている。
ツナの手を取った雲雀が、走り出す。


「走って……行こう、もううんざりだ…!」


自分の立ち位置、そして父の自分への愛故に、かえって雁字搦めに縛られていた雲雀が、全て振り切って自分の脚で走り出す。
初めて彼の自分に向けられる気持ちを体感したツナは、思わず涙を流す。言葉はなくとも、確かに気持ちは通じていた。
不安よりも何よりも、彼が愛しくて。そう思った瞬間、何かが吹っ切れた気がした。
いつの間にか握り返して、自分の意思で彼の隣を走る。
流されるだけだった自分はもういない。



…力尽きた\(^q^)/
此処までやっておきながら、オチが迷子
さーせん!



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