ネタ帳 | ナノ
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これは酷いの一言に尽きるようなツナ嫌われ
もう誰が悪いのかわからない
とりあえず元凶は家光
夢主が悪女







「だから、俺はボンゴレなんか継がないって言ってるだろ…っ!」

パァン、と、渇いた音が屋上に響いた。
自分に対面する少女の白い頬が赤く色付いたのを視界にいれ、はっと我に返った綱吉が呆然と自分の手のひらを見つめる。
叩かれた少女は静かに俯いていたが、やがて顔を上げると、うふふ…とにんまり笑った。


「……酷いわぁ、ツナくん」
「っ…酷いのはどっちだよ…勝手に俺を巻き込んで!勝手に俺をマフィアのボスなんかに仕立て上げようとして!何なんだよ…なんで俺なんだよ!俺はマフィアになんかなりたくない!!」


きっかけは些細なことだった。
季節外れの転校生。イタリアからやってきたのだというその少女は柔らかな琥珀色の髪と瞳を持っていて、少し幼い童顔と愛らしい性格から、瞬く間にクラスの人気者になった。

けれど、彼女はただの転校生ではなかった。

ボンゴレファミリーから送られてきた存在であり、綱吉の護衛。
そして、彼の部下。
彼女は綱吉を慕った。ボス、ボンゴレ、十代目、と呼んで、後を付いていった。

それはとても愛らしい様子だったけれど、綱吉には酷だった。
ただでさえ、彼はマフィアになんてなりたくなかった。
それなのに、彼女は綱吉にとって耳を塞ぎたくなるようなことばかりを言い続けた。
まるで綱吉がボスになることが決定しているかのように、綱吉がボスになりたがっているかのように、そうあることを望んでいるかのように話した。

それは止めて欲しいと綱吉は何度も言った。
何度も頼んだ。願った。
ただでさえ追い込まれてきていたのに、元来の優しい性格が邪魔をして、限界まで彼は溜め込んでしまった。

そして、今日、ついに暴発した。


「俺はボスになんてなりたくない!俺の未来を、勝手に決めるな!!」







...力尽きました。

次ページは設定集。
設定見ないとわけがわからないと思います。



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