例え、何度生を繰り返しても
忘れることなどないだろう
生き急ぐように駆け抜けた
動乱の時代を
生きた証を残したい
自分が、確かにここにいたという証を…
たとえ剣が折れたとしても
たとえ命が尽きたとしても
信念だけは折らせるものか
掲げた「誠」は汚させるものか
私達の信じ続けた時代が終わろうとも
行き着く場所さえ知らずとも
決して歩みを止めるものか
決して後ろを振り替えるものか
たとえ最後の一人になっても
私だけは倒れるものか
かの人の生き様を
(私だけは忘れるものか――…)
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -