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すると、ツナの頭の中を走馬灯のように駆け巡る情景とも言うべき記憶。 そこには確かに、二人の笑顔があった。 どうして、 どうして自分は忘れてしまっていたのだろうか。 こんなにも大切な記憶たちを。
ごめん、ごめん。 ラミア、アストー…
「ラミア…、アストー…ご、めん……」 「綱吉?」 「大丈夫か?」 「忘れてて、ごめん……っ!!」
罪悪感が胸を焦がした。
「なんだ、そんなことか」 「私たちは、何も気にしてないよ」
ふわりと笑う二人。 ああ、 この笑顔が、ずっと見たかった…っ!!
「おかえり…おかえり!二人とも!!」 「!……ただいま、綱吉」 「ただいま…だな、」
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