7 「………これは、一時的な記憶喪失だと思われますね。その方たちのことを強く思うあまり、そこだけ記憶が欠落してしまったのでしょう…」これは、何の罰ですか?「記憶が戻るかどうかは、定かではありません。何らかのきっかけで、思い出すかもしれませんし、もしくは……」彼が何をしましたか…?「しばらく、様子を見てみましょう」運命はいつだって残酷だ。これは、哀しいかなしい、とある夜に泣いた少年のおはなし。