意味がわからない。
ラミアの表情が、見て分かる程に、曇っていく。

なぜ、
どうして、




私達ヲ忘レテイル…?







「綱吉……」
その沈黙を破ったのは、雲雀だった。
酷く辛そうに、その端整な顔を歪めている。

「彼らは、ラミア=ウィザートゥと、アストー=ウィザートゥ。僕の、そして君の…



大切な幼なじみ、だよ」






君は今、忘れてしまっているけれど。
それでも僕は、覚えている。
君が、彼らを想うあまりに、記憶を失ってしまったことを。


ずっとずっと、
彼らを大切に思っていたことを。


「ラミア、アストー……綱吉は、………事故のショックで、君たちのことを忘れてしまったんだ……」


それは、あまりにも悲しい現実で。







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