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「きょ、恭弥兄ぃ〜!!」 大きな瞳に涙をいっぱいにためて、ぶっちゃけ萌え………いや、失礼。 涙目になったツナが応接室に入ってきた。 「綱吉?どうしたの?」 雲雀が少し驚いたように問い掛ける。 「「綱吉?」」 ラミアとアストーの声が重なり、少し驚いたような、でも、嬉しそうな声音になる。 「やっぱり綱吉なんだな!久しぶり!!」 「可愛くなったなぁ〜(笑)」 ギシッという音を立て、足早に近づくと、満面の笑みでツナを抱き締めるアストー。 それに対して、ラミアは柔らかな微笑みを浮かべていた。
だが、
「えっ、と……あの、誰ですか…?」
ツナの記憶の中に、
彼らは存在していなかった。
「「え……?」」
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