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結局ミナキさんは泊まっていくことになりました。‥、今更だけど彼はどうやって鍵を開けたのかなあ。



「ごめんね、ミナキさん。先にお風呂頂いて」
「いや、私に気を使わなくてもいいさ」
「そうだよななし、こいつは外の池にでも入っていればいいんだから、あ、それよりどうして標準語なんだい?」
「(ひい!)だ、だって、疲れるの‥」
「‥そう」

「(怖い!マツバにい怖い!)」
「(‥本当にこれは‥嫉妬だな)」

「み、ミナキさん!お風呂入ってきなよ!にいでもいいけど」
「僕が先に入るよ」
「マツバにい、タオル後で持っていくね」


「‥あ。そうだ。ゲンガー!」



突然ボールからゲンガーを出したマツバにい。



「ミナキがななしに何かしたらシャドーボール連射だ」
「何もするわけないだろ!」



「玄関先でいきなりななしを抱きしめた馬鹿はどこのどいつ?ななしが妊娠でもしたら僕自殺するよ?責任取れるかい?」



「わけないわよ!それ位でしてたら私とっくにマツバにいに妊娠させられてるし」
「‥」
「‥」


「‥なあに?この空気」


「そうか、ななし‥僕やっぱり出家するよ、そしたらななしと結婚できるし」
「まだその話してたのか」
「ミナキさん、ちょっと彼を何とかしてください」


「マツバ、いいかい。君、出家したら禿だ。禿。しかも坊主は結婚出来ないんだぞ」


「最近の坊主は出来るんだよ、それに有髪僧になるから」
「もうだめだ私の友人、いや君の兄は」


「見捨てないでください」


そうして夜はふけてゆく

20110513