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会議は踊る





「これから緊急家族会議を始めます」
「ちょっ、待った!ミナキ、家族って言っても僕とななししか揃ってないじゃないか、なら二人で会議を」


「馬鹿!おまえ馬鹿!この会議が何のために開かれたのか分かってないな!おまえの両親に頼まれたんだ!将来が心配だと」



「全く何のために開いたのか‥、ただななしの下着のサイズ見てただけじゃないか」

「変態だ!それは!」






「(‥サイズって)あ、鍋の水沸騰しちゃうから見てきます、ついでに急須も持ってこようかな‥‥、ダイゴさんお茶飲みます?」
「頂こうかな。

今日は鍋?いいね、僕もホウエンから肉を持って来た甲斐があったよ」



「ダイゴ気安く話し掛けるなばかああああ僕の妹にいいい」



「ほーらほーら、肩に触ったぞー」
「ダイゴさん!‥マツバにいを刺激しないで‥」

「うわああ!!」


「ほら見ろ!逆上するから!‥次はポケモン出してくるぞ!スイクンを追い掛け数余年、数々の修羅場を超えたわたしには」


「いっけええムウマージイイイイ!!!」


「やめろおおお!!!」






「あっ、僕この茶葉好きだなあ」
「それ、カントーのものなんですよ、一番摘みです」

「ふうん、‥そうだ、彼がマツバを構ってる間に鍋作ろうか!‥二人で」


「そうですね、やりましょうか!」
「僕包丁使うの苦手なんだ、手取り足取りナニ取り教えてよ」
「そんな事言って、この間凄く上手に出来てたのに」



「モモセさん、そいつ自分で本も出す位料理出来るぜ、確か」



「誰きみ?」
「えっ‥あ、いや」
「ダイゴさん、彼、わたしのお友達です。いつも黒い服着てるんです、変わってるでしょ?」



「ふうん、黒服‥?どっかで見たね、例えば三年前」




「あああああ!きっこえない!きっこえない!」



「ばかああああ!ミナキなんかばかだああああ!!」

「うるさい!つきまとわれるななしの気持ちになれ!」



「ミナキはただななしが好きなんだろう!ばか!僕のななしがどこの馬の骨とも知らない男に汚されたらどうするんだ!僕はそれを防ぐためにだな!分かれよ!」


「それと下着のサイズを見る事に何の繋がりが?」
「‥」


「はい有罪」


20110603