居候
「あれからもう1ヶ月になるんだけどさ、ミナキ」
「なんだなんだ、食費と光熱費その他諸費は支払っているじゃないか」
「いや、実家帰れよ。ここから歩いて五分」
「今母と喧嘩中なんだ」
「継がないからだろう家を」
「私はスイクンを(以下略)」
「マツバにい、ミナキさん、お茶が入りましたよー」
「(‥ずず)」
「‥これは美味い、ななしはいいお嫁さんになれるだろう」
「‥ななしが‥嫁‥?」
「落ち着け」
「にい、私まだ嫁には行かないよ」
「はっ‥そうだよ、うん、ななしはまだ小さいんだから‥」
「いやいやいやいや」
「マツバ!現実は見よう!な?!」
「僕は認めない」
「どこかのイブキみたいなこと言いはじめた」
「私‥お布団引いてきますね‥」
「ぶつぶつぶつ」
現実が見えてませんよ
因みにミナキさんはいいとこの能楽の跡取り息子かなって思ってる(捏造)
20110513