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「きゃあ!」
「ど、どないした大岡くん。大きい声出して……」
「な、名頃先生……そこに蜘蛛が」
「紅葉ちゃん、わ、私がっ」
「こらこら二人共。殺そうとせんと逃してあげたら」
「鹿雄先生、蜘蛛が怖ないんですか?」
「こんな小さいの、噛みもせえへんしな。害もないのに生きとし生けるものの命を無闇に殺したらあかんて」
「蜘蛛は家の中の他の害虫を食べるともいいます」
「そうや伊織くん。よう知ってるな」
「い、生きとし生けるものですけれど…うちはちょっと仲良うなれません…」
「わ、私も……」

……


「ひ…!」
「君、そんな椅子の上に立って。次は何や、また蜘蛛か」
「ゴ、ゴキ………」
「……っ」
「……鹿雄先生の家、殺虫剤無いと思てました」
「これは少し別」