無意識の繭
この花びらが落ちたら
思い出にもなりませんように
唇が傷に見えたから
あんたが雪なら俺は泥


薔薇に棲むひと
歌を知らぬ雛鳥
さよならのために耳を塞いでいる
あなたの後悔を温めたい
指輪と首輪


泥舟の上で目覚めない
朔日の底に触れたとき
まぶたにはかもめ
停滞のドローイング
色付こうとするきみに



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