さよなら僕の青春群古市視点
※勝手な解釈注意

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俺の心臓は、もうじき停まるだろう。



嗚呼、また会えますように



俺はいつも付きまとって、
だけどあっさりと男鹿を置いて逝ってしまう。

永遠に二人でコロッケ食って並んで帰れたら良かったのに。



男鹿は全然変わってない。
性格も、外見も。
…結構格好良くはなってるけどさ。

だけど俺には沢山の皺。
あいつには一切ない。

男鹿は時が経っても外見に影響しなくなってしまった。
悪魔との契約の影響らしい。
同い年で親友の俺達でも外見的にはかなり離れてしまった。



俺は限界だ。
100年もよく生きれたよ。
幸せな人生過ごせたよ。

ずっと隣に居てくれてありがとう。
今も手繋いでくれててありがとう。
しかも強く握ってくれてありがとう。
何度も俺のこと呼んでてくれてありがとう。
幻じゃないと感じさせてくれててありがとう。



男鹿はきっとまだまだ生きるだろう。
ベル坊を一人前にしろよ、そうでないと…

俺はもう行かなきゃならない。
男鹿、大好きだ、なんて絶対言わない。
待つのはつらいけど、待ってる。
どれだけ俺は待つんだろうな。
でも、また一緒にコロッケ食おうぜ。



男鹿、
本当にありがとう。

俺は本当に、
倖せだった。

倖せだ。

でも、ごめんな、



俺、先に行くよ。

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