※ゆかちー大好きの管理人がとにかく彼女に幸せになって欲しいからという理由でキャラ大捏造盛大注意





『あたし誕生日!!』
ちっちゃい頃からそうだった。
誰からも誕生日気づいて貰えないより、
サプライズで驚かされるより、
アピールして皆におめでとうって言って貰う方が好きだった。

「明日ウチの誕生日なんすよ!」
「へー、おめでと花澤」
「プレゼント何にしようかなー」
教室内でウチは自分が明日誕生日である事を伝える。別にプレゼント欲しいから図々しく言ってる訳じゃない。そりゃ貰えたらありがたいけどね!!

翌日、朝学校に来ると葵ねーさんから熊のぬいぐるみ、寧々さんから入浴剤、アキチーからはシュシュを貰った。烈怒帝瑠の皆からも。
それだけでなく、昨日の話を聞いてたのか、
男鹿っちからはベル坊っちと共作らしい折り紙の貼り絵、
古市くんからはシャーペン、
姫川先輩からはチョコレート(ゴディバじゃないけど)、
そして東条先輩からは猫のキーホルダーを貰ってしまった。
他にも夏目先輩城山先輩始め色んな人に色んなものを貰ってしまった。
まさか皆貰えると思ってなくてびっくりした!!
とても嬉しい一日だ。

「かーんざーきせーんぱいっ」
嬉しくて近くの席に居た神崎先輩に話す。
「ウチ今日誕生日なんすよ!」
「…ふーん」
余りの淡白さにちょっと寂しくなってしまった。
「ふーんって何すか!でも色んな人にプレゼント貰ったんですよ!!」
「良かったな」
神崎先輩はそう言い、ポケットから小銭を取り出す。
「やる。これでヨーグルッチ買って来いよ」
手を出すとジャラジャラと小銭が手の上に。そして、花の金属ブレスレット。
「…神崎先輩、これ何すか?」
「あ?文句あんのかよ…ちょっ返せ」
神崎先輩は慌ててブレスレットを引ったくった。
「い…今のはなかった事にしろ!良いから買って来いよ!!」
ちょっと顔が赤い。何で?
…誰の??
「あー…これやるよ。別に俺が持ってても何にもならんし」
「ふぇ?先輩、彼女さんのとかじゃないんですか??」
聞き返すと黙ってしまった。そしてぼそりと、

「…誕生日おめでと」

神崎先輩はそう言い教室を出てしまった。
手元に残されたブレスレット。
「先輩、」
ありがとう。
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神→(←)花はどこだったらありますか
烈怒帝瑠の掟のために直接行動起こさない神崎くんは紳士です。普段ヘタレだし笑
一方遠回しに独占宣言とかね!
神花大好き^^

ゆかちー誕生日おめでとV(^-^)V

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