0827 1318
「俺は泣きたい」
「…どうぞ」
「なんだそりゃ、恋人甲斐のねえやつだな。普通あれだろ、こういう時は僕の胸で泣いてくださいとか言うもんだろ」
「少女マンガの読みすぎです」
「読まねえし、俺が少女マンガ読んでたらキモイだろ」
「ええまあ、でも事実は事実として受け止めます」
「読んでねえっつーに」
「青峰くんが少女趣味かどうかはどうでもいいんですけど、」
「よくねえよ!つか今のどっから少女趣味の話になったんだよ!」
「青峰くんが泣きたいと言ったあたりから」
「え、そっから?」
「何か泣きたいようなことでもあったんですか?僕の胸で泣かれるのは御免ですけど話くらいは聞きますよ」
「テツ…おまえほんとに俺のこと好きなの?」
「好きですよ、少女趣味が許せるくらいには」
「だから少女趣味じゃねえっつってんだろ話聞けよ」
「聞いた上での僕なりの主観です」
「とんでもねえな!」
「それで?何かありました?」
「ああ…あった気がすんだけどなんかもうどうでもいいわ。とりあえず俺が少女趣味だっつーそれを改めんのが先だ」
「随分どうでもいいことで泣きたくなるんですね、わかりました。少女趣味改め乙男ですね」
「誰が乙男だ緑間と一緒にすんな!」
「緑間くんはただの電波ですただの。」
◆
つづかない
※リアタイログ