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だいたい黄瀬くんは常からへらへらしすぎなんですそんなだから異性には勘違いされるし同性には八方美人だと影口を叩かれるし優しいかと思えば酷薄でかといって冷たいわけでも人が悪いわけでもなくてむしろそれに関しては良すぎるくらいで僕からしてみればもう少し人を疑うことを覚えた方がいいとすら思いますし何を言われても何をされてもたとえそれがどんなに理不尽な理由であったとしてもきみは寛容してしまうから僕はきみが内心ではひどく傷ついているんではないかと心配になるしけれどその心配さえ杞憂だと笑うから僕はそれ以上の何を言うこともすることもできないでただ自分の無力さ愚かさを痛感してそして自覚するんです僕はただきみの力になりたかったのだと。
…ええと、つまり…、黒子っちも俺のことが好きって、ことで、いいんスよ、ね…？
………
え、違った？！ごめん、むずかしくてよく…っ
…そんな、簡単なことじゃないんです。僕は男できみも男で、僕はどうしたってきみと番いにはなれない。すきだなんて、そんな、まっすぐで純粋な気持ちじゃない。
…簡単だよ？好きか、嫌いか、そんだけの話。
……ね、黒子っちは俺が嫌い？
そ、んなわけ、ないです
じゃあもっと簡単。好きの反対は無関心だけど、嫌いの反対は好きなんだから。
…っ、……………くさい科白……
ええっ！？良いこと言ったのに！
兎にも角にもきみが好き。
◆
理屈っぽい黒子っちと懐の大きい黄瀬くん
黄瀬くんの方が大人な黄黒もすきです。
※リアタイログ